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QUEST(クエスト)の法則。人を行動させるライティングのコツ!

人を行動に駆り立てるライティングとして有名な、QUEST(クエスト)の法則をご紹介します。初心者の方でもこの法則に乗っ取り、文章を組み立て行くだけで、行動してみたくなる分かりやすいライティングができるようになります。
また、「デザインはいいと思うけど、なぜか集客に繋がらない。」という方は、読み手が行動したくなるライティングになっていない可能性があります。そういう時もこの法則に当てはめてみてリライトをすると良いでしょう。ちなみに「QUEST」は、追求や探求といった意味です。

QUEST(クエスト)の法則とは


  • Q=Qualify (宣言[約束]する)

  • U=Understand (理解を示し共感を得る)

  • E=Educate ( 教育する)

  • S=Stimulate (刺激を与え興奮させる)

  • T=Transition (行動を促す)

QUESTの法則は、2005年に世界的なコピーライターのマイケル・フォーティン氏が自身のブログで紹介したコピーライティングの法則です。
「QUEST」は、「探し求める・追求する」という意味。見込み顧客となる人物を探し、追求することで高い効果を発揮することができるコピーライティングの技術です。主にランディングページやセールスレターなどの、直接顧客に情報を伝えるような場面で使用されます。悩みがはっきりしているターゲットに対して、ダイレクトに商品の宣伝をする際に有効なコピーライティングの型です。



◎Qualify (宣言[約束]する)

見込み客以外を排除して、セールスコピーを読む適任者を絞り込みます。

・読み手を特定する
・問題を自覚させる

商圏が限られている場合は、必ずQualifyのパートで明示するすることをお勧めします。なぜなら検索をするときに「場所」を入力することが多いからです。例えば「沖縄 ネイル」、「渋谷 ランチ」など


◎Understand (理解を示し共感を得る)

伝えたい読み手を絞り込んだら、見込み客の悩みをどれほど理解しているのかを伝えて、同情し、見込み客に共感します。

・見込み客とともに痛みを分かち合う
・問題の痛みを強調する
・早く問題を解決したいと感じさせる


「こんなお悩みありませんか?」など呼びかける文章だったり、「昔は自分も同じ悩みを抱えていました・・・」というように事実に基づいたストーリーを入れるように意識してみましょう。見込み客に寄り添って共感してあげることで一体感や仲間意識が作られていきます。


◎Educate ( 教育する)

ここでは見込み客の悩みや問題を解決する手段として、自社の商品やサービスを紹介します。使うことによって悩みや課題を使うことで、どのように解決できるのかという証拠を明示し、信憑性を高めましょう。

・商品やサービスの有用性を示すデータ
  「顧客満足度◯◯%」
  「◯◯ランキング全国1位」
  「総販売数00,000個」

・権威のある人の推薦文
  「あの〇〇さんも愛用」
  「専門家の〇〇さん推薦!」

・口コミ
使ってみた方にインタビューやアンケートを行い、その内容を掲載します。よりパーソナルな情報が乗っていると信憑性が高くなります。(顔写真・年齢・地域・職種 etc)


◎S=Stimulate (刺激を与え興奮させる)

見込み客の問題解決を提示して刺激を与え興奮させることで、より商品やサービスの価値を高めて購入を促していく段階です。以下の2点が重要となってきます。

・ベネフィットを明示する
ベネフィットとは、商品を利用することで得られる価値のことです。具体的にはお客様が日常生活で思う「不(不満・悩み・めんどくさい)」がどのように変化するのかです。
例えば「浄水器」のベネフィットをあげるとすると、「重い水は購入してマンションの3階まで階段で上げなくても済む」だったり、「ペットボトルを買わなくなるので家庭ごみが少なくなる」などです。

・オファーをつける
購入の敷居を下げることで、主な施策としては得点をつけたり、保証をつけたり、希少性を強調するなどがあります。よくあるのが、無料のオファーです。見込み客上をゲットするために、無料配布や無料モニターを行って名前・住所・電話番号・メールアドレスなどを獲得します。
保証に関しては「効果が出なければ返金します」など明示しておくと、一旦購入してから考えよう。となることが多いと言われています。


◎T=Transition (行動を促す)

最後はクロージング(営業活動において商談や契約へ結びつける最終段階のこと)の部分です。見込み客をお問い合わせや注文などの行動へと変化させましょう。ポイントは2つです。

・注文フォームから申し込んでもらう
ボタンがわかりずらかったり、ゴチャついていると「めんどくさい!」と訪問者が少しでも感じるとコンバージョンレート(CVR)サイトに訪問した人のうち、行動をしてくれた人の割合)は下がります。またボタンに一言文言を添えるだけでもクリック率は上がると言われているので是非設置してみてください。


・最後の一押しをする
ここで改めてベネフィットや保証内容などを記載したり、ダメ押しの一手となる特典を提供しましょう。


まとめ

QUESTの法則は5ステップありますが、上手く使いこなせるようになると、見込み客の心を掴みお問い合せや購入に繋げていく割合を上げることが期待できます!とにかくまずは書いてみることから、初めてみてくださいね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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