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言い方ひとつ気を付けるだけなんですけどねぇ。

 交通機関の優先座席を巡るモメ事を傍から見ていて感じたことです。
この間、混んでいる車両に、脚に不具合がある方が乗車してきて、優先座席に座っている方に居丈高に席を譲るように求めたことが発端でした。
 座ってた人も体に不具合があったようですが、後から来た方が「自分の方が障碍が重い!」と決めつけ発言して、モメ事に至りました。
 足の具合が悪いから席を譲ってください、と柔らかく言えばいいのに、と思いながら聞いていたのですが、一発目で「そこはあんたみたいな健康なもんが座ったらダメな席だ!」ときたから、そりゃモメるでしょうね。。

 たまたま乗り合わせただけで、時間空間のほんの一瞬しか見てないので、人物の評価はできませんが、乗ってきた方の思考をつい推察してしまいます。
 ・不具合があることで、今までさんざん苦労してきたのかな?
 ・自分なりの正義感が強くて、優先座席に健康(と見える)人が座ることが、この人にとっては「悪」であり、許されざる行為なのかな?
 ・たまたまこの日は暑くて混んでいて機嫌が良くなかったのかな?
 ・体に不具合があるために、他人の手を煩わせてしまう、そのたびに「すいません」「ありがとう」ということはおかしい、社会が自分に合わせるべきだと思っているのかな?

・・・いずれにしてもあまり自分も周りも幸せになりにくい思考だなと思います。。。

 譲ってもらうんだから下手(したて)に出るべきだ、ではなく、体に不具合があろうがなかろうが、もう少し柔らかなやりとりがあればなぁと感じます。
 言い方、という数値化できないアナログな部分で、人間の物事の捉え方は正負大きく変わるんだなぁ、と気づかされた一件でした。

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