見出し画像

into the CORONA

診察日の朝、主治医が濃厚接触者になってしまった、と病院から電話があった。ついては、今回の通院は電話診察にして欲しいと。
もちろん、それに異存はなかったのだけど、先生は大丈夫なのだろうかと心配になる。

午前中のどこかで先生から電話がありますとのことで、それまで待つことに。
すると、実際の予約時間より、かなり早く連絡があった。

「今日は申し訳ありません、家族が陽性になってしまって…」と先生から申し訳なさそうに説明がある。医師という職業柄、相当気をつけておられるだろうに、これだけ感染者が増えると防ぎようがない。その見本のような展開になってしまっている。

直接お会い出来ないのは残念だが、いつもの診察のように体調や薬の服用状況、副作用の出方など問診があった。
あとは処方されるお薬と、次回の検査内容の確認をして終了。

3年前のオペの執刀医は先生からの紹介だった。
先日、1年ぶりの定期チェックに行ってきましたと報告すると、○○先生は元気でした?と先生の声がちょっと弾んだ。
お元気ですよー、「元気ですって言っといてください」って仰ってましたよとお伝えしたら、嬉しそうだった。

この先生方のコンビで、医療セミナーを開催したこともあったのに。とても為になり、後で感想をお伝えしたらお二人とも嬉しそうだった。
コロナは色々な機会を奪う。

診察は電話で代用出来たがお薬を貰わないといけないので、病院へ行って支払いをし、処方箋を入手し、その足で薬局でお薬も受け取った。

そして今日になって、ついに勤務先にもコロナ陽性者が出た。感染経路の特定は出来ているそうで、濃厚接触者に当たる人はいないらしい。そりゃそうだ、マスクしていたら該当しないのだから、滅多に出ないハズだよね。

ということで、当然仕事にも影響が出る。
事務所は即座に全員退出、今日のうちに消毒が入り、向こう1週間は顧客と対面禁止となった。
みんな、スケジュール調整に追われている…。
とんだ年度末、期末最後の月の始まりとなった。やれやれ。


日々のよしなしごと、好きな音楽のことなどを書いています。 楽しんでいただけたら、サポートしてくださると嬉しいです。