リモートワークに疲れる

はじめに

ITエンジニアになって、15年以上が経過するが、コロナ禍になってからリモートワークが続いている。現在も、ほとんど出社することがなく、同僚とはチャットやビデオ通話でのコミュニケーションばかりだ。お客様とも、リモート会議。作業もリモートから画面共有でできてしまうことが多い。リモートでほとんどの仕事が成り立ってしまっている現実と、リモートでなく、直接会って話したり行動したりすることの重要性について、語りたいと思う。

直接会うことの重要性

直接会って話すことで、信頼関係が生まれると考えている。
リモートのやり取りで、なかなか認識合わせが進まず、何度もメールでのやり取りを繰り返すよりも、一度会って話した方がずっと効率的だったという経験がある。
リモートでのコミュニケーションは、所詮「バーチャル(仮想的なもの)」と思う。情報伝達の手段としては成立するが、本当の意味でのコミュニケーション(意思疎通)は直接会わないと成立しないのではないか。
直接会って話す、リアルでのコミュニケーション能力が非常に重要だと感じる。バーチャルで成立する仕事が多くなっていることで、本来必要な能力が退化しているのではないか、そんな危機感が強くなっているように思う。

「人間力」という壁

いくらリモートワークで成果が出せたとしても、リアルでのコミュニケーション力や人としての魅力が無ければ、出世は難しいと感じる。
言われたことをやるだけであれば、人間力は重要ではない。ただ、リーダーとして人を動かす立場になった時に、その人の「タレント性」「カリスマ性」「人間性」というのか、人としての魅力が備わっているかが重要になる。まとめて「人間力」と呼ぶ場合、人間力が無ければ、人を動かすことはできないと思う。信頼も得られないし、その人に付いていきたいと誰も思わないからだ。「人間力」は、もともとその人に備わっている魅力であるが、その魅力がない人は、自分を変える努力をせずに、リモート・バーチャル環境で仕事を続けていても何も変わらない。やはり、リアルで多くの人から学び、コミュニケーション力を高めたり、自分自身の内面・外見を改善する努力を継続しなければいけないと思う。

こどもの成長も同様

こどもの成長を考えた場合でも、リアルでの経験が非常に重要である。動画を見せ続けたり、LINEなどでのコミュニケーションばかりでは、コミュニケーション力や自己表現力が育たないと思う。直接人と会ったり、色々な経験を積ませることが重要と感じる。

十分理解してツールとして活用する

リモート・バーチャルの弊害を十分に理解して、ツールとして活用できるようにすることが重要と思った。仕事において、リモートワークを選択することで自己成長が遅くなることは大きな損失である。弊害を理解した上で、あえてリアルを選ぶ。逆に、リアルよりもリモートに適した場面もあるので、臨機応変に。

リアルを重視して生きる

自分は、無意識のうちに楽な方を選択する傾向がある。仕事においても、会社に行かなくてよいのであれば、なるべく自宅からのリモートワークを選択している。ただ、それによる弊害を理解して、長期的な視点での効率性や成長を考えた場合にどちらが適しているのかを考えて選択する必要がある。
プライベートにおいては、特にリアルを重視していきたい。

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