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パワハラとかセクハラとか 時代変われ

私が若手の頃、日常的にパワハラ受けてました。
中小IT企業で自社製品がないから、いろんな大手()のところに派遣で行くほぼ派遣会社状態になってて、派遣先のパワハラを受けるも
それを報告すれば、自社自体がきられちゃうからできないという状況だからひたすら我慢するしかないという地獄。
(なんか吉本の話にも似てますね)

殴られる、食べ物を無理やり食べさせられる、飲み会の鍋とかの熱湯をかけられる、人前でさらされる等、あざもあった。
家族がいるから辞めるなんて選択肢はないし、自社も守ってくれるわけもなく、
自社の上長からは「お前は虫みたいなものだから」等と人間扱いすらされない。20数日連勤とかさせてこれだからな。

この状態が数年続いてたんだけど、入ってくるいろんな派遣社員はすぐやめてしまう中、私は辞めなかった。
上は頼りにならんから、私ができることは後輩に被害がいかないようにすることただそれだけ。

昨今のパワハラされたら訴えればいいじゃんとか相談すればいいじゃんという意見は、当事者には無理無理。単純な暴力だけじゃない環境含め全てからの圧力というのが実態だからである。
なので、数年たってからその環境からシフトできた時に、被害を改めて告発みたいなのの気持ちは凄くわかるわ。

男性で結婚も早かったので、それに関しても夫婦生活をやたらと突っ込んできたりのセクハラも日常茶飯事だった。

ハラスメントをする人間の特徴は下記。
・ミス等があった場合にそれを針小棒大し、そのせいで殴られても仕方ないという空気感を作る
・これは指導であって相手を思っている行動だと言い聞かせる
・特定の相手に執拗・執着する(たいていは妬みが原因)

ただ昔から色々経験してたおかげで、忍耐力だけは強かったので(良いのかはわからんが)
耐えに耐えて、その派遣先の仕事を完遂して次の仕事に繋げられたし
タフさだけは唯一得られたとも言える。

私の場合は、上記(ガチでひとつも盛ってない、当時の私を知る人なら知っている事案だし)パワハラ被害があってもじゃあそれを告発するか?というと別にしない。
している人がダメというつもりは毛頭ないし、している人はそれはそれでしんどいだろうと共感する。
私の中では最終的に勝てば良いという考えで、その誰よりも幸せであると断言できる。

ハラスメントを受けた側は一生鮮明に覚えている。
なので数年たってからの告発に「〇年前のことを今?」みたいに言う人は
受けたことが無い安全圏にいる・いた人なんだろうなと。
世の中は人間として終わっている人は多数いる。
今では、勉強になったと捉えている。

転職してハラスメントが無い、少なくとも見えている範囲で無くてビビったぐらいだからね。怒号もないし、嫌みを連発する叱責現場も観ない。
ただ世の中にはまだまだいっぱいあると容易に想像できる。

おっさんになってここから得られる学びは、次の世代に絶対にこの悪習を引き継がない。
苦労すべきという論調自体は理解できるが、それは技術習得や鍛錬での苦労であって、ハラスメントを受けるというのは苦労ではない、単純な犯罪でしかない。ここを履き違えている古い考えの人が特にこのハラスメントをする側に回りやすい。年功序列制度は撤廃すべき。
なので、今の若い子たちには「そんな時代あったの?漫画みたいですね!」ぐらいにただの昔話になるぐらい世間からこのハラスメントが消えることを願っている。
まぁなくならいよね、残念だけど。男性でこれだから
女性たちはもっと大変だろうと察するわ。
そういえば、ちなみにアルハラだけなかったのには理由があって(クソみたいな理由)
アルコールは事件化しやすいからと唯一アルハラはなかったですね…

あと、実際ハラスメント受けてる側は常に攻撃をくらってるわけで、なかなかリアルタイムでは正常な判断ができなくなるよ。あとあと思い返して、転職はやめにしとけばよかったとかは思うけど、くらってる最中は思考回路も鈍るからね。


お笑い芸人のハラスメント告発を観て、あぁあるあると思って唐突に記事にしたくなった次第。

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