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バチェロレッテ3、かつてない問題作

皆さん、バチェロレッテジャパンのシーズン3はご覧になりましたか?
もはや夏の風物詩ですね。

今回も楽しく見ましたが、何しろ未だかつてない問題作すぎてもう言いたいことが溢れる溢れる。
視聴済みの方、ぜひ感想にお付き合いください。


シーズン3の概要

  • 3代目バチェロレッテは東大出身、官僚経験あり、黒髪ストレート27歳の強め女子、亜樹さん

  • 男性陣は高学歴、高収入のハイスペ多め

  • バチェロレッテを好きになった男性はゼロ

  • 出たからにはある程度残りたいけど最後の一人には選ばれたくない男性陣たち

  • 事実上の辞退者が続出

  • 亜樹さんにとって見た目がタイプかつ、他の参加者に比べバチェロレッテに対しての気持ちがあるように見えた坂口さん、亜樹さんが内面に強く惹かれた櫛田さんの2人がファイナルに残留

本作の問題点ーバチェロレッテ①ー

  • 亜樹さんがなぜ結婚したいのか、なぜバチェロレッテになったのかという自己開示がめちゃめちゃ少ない!

  • 相手の話をじっくり聞いて、なぜバチェロレッテに参加したのか、仕事は何をしていて、どんな未来を描いているのか、結婚相手に求めるものは何か等、本質的な会話がほとんどなされず、表面的でどうでもいい会話が目立つ。

  • 特に櫛田さんのことを何度も「考え方が超似てる」と連呼してましたが、似てるからなんなん?他人やねんから似てないことの方が絶対多いし、似てることが良いとは限らないと思うわけです。

  • 櫛田さんも、「一緒にいるなかで価値観のずれはむしろ起こって当たり前だと思うし、それをすり合わせていくことは大事だと思う」みたいなこというてやや亜樹さんの「似てる!」のハイテンションに釘さしてましたが、亜樹さんには全く届いてない。

  • ほんの一側面が似ていることをそこまで嬉しそうに繰り返す姿には幼さを感じる…

本作の問題点ーバチェロレッテ②ー

  • シーズン1、2に負けないバチェロレッテでいたいというプライドを持つのは当然ですが、それを適切にコントロールするスキルがなさすぎ!

  • 櫛田さんは「近寄りがたくなくて話しやすい」くらいの意図で亜樹さんの人間性を表現しただけやのに、「普通」と言われたと捉え、癇癪を起こします。

  • たぶん一番言われたくなかったことなので腹が立ったんでしょうが、相手の真意を掴めない鈍さが露呈。

  • 櫛田さんを「口下手だよね」と連呼してましたが、彼は口下手とかじゃなく、好きじゃないけど何とか傷つけない言い回しを考えた結果曖昧な表現に終始しただけ。それを口下手のせいにして直視しない亜樹さんの姿は痛々しい…

  • 口下手とかじゃないのよ。好きじゃないだけなのよ。

本作の問題点ー男性たちー

  • バチェロレッテ同様、自分がなぜ旅に参加したのか、どういう覚悟をもって来たのかという説明がなさすぎ!

  • みんな結婚市場では引く手あまたでしょうに、なんで参加したんか、もうちょい教えてもらっていい?

  • バチェロレッテの力不足が大きいとは思いますが、過去の恋愛の失敗とか、今なぜ結婚したいのかとか、そういう本質的な会話にもっていく努力を男性陣にもしてほしかったです。

  • 亜樹さんには決定的に惹かれないことをほぼ全員が序盤に確信したんでしょうけど、そこから切り替えて、なんとか最後のローズをもらう戦いとして臨んでほしかった(みんな正直すぎ)

本作の問題点ー旅の内容ー

  • これがけっこう参加者の気持ちを盛り下げたと思うんですが、デートがおもんなさすぎた!

  • もっと豪華絢爛なラグジュアリーデートをしてこそ、バチェロレッテが魅力的に見えたり互いの気分が高まったりするはずやのに、予算カットがひどい。

  • あの田植えデートいる?

  • バチェロレッテがすぐ男性陣のヴィラにくるのも特別感を薄めてるし、もっと神秘的な存在にする演出必要やと思うねん。

  • そこから日本に帰って、リアルな恋人っぽいギャップを感じることが必要やのに、バリで完結!

  • 亜樹さんがちょっと気の毒ですね。

本作の問題点ーMC陣ー

  • 一番問題やったのはこれかもしれへん。

  • 視聴者としては、ほんまそれ!と言いたくなるような鋭いコメントをMCに求めてるのに、個人的には今回のMC陣ひどかったと思います。

  • 今田&吉村コンビはまあ男性視点で言いそうなことを面白く言うててまだいいけど、高橋メアリージュンのいる意味のなさ!
    吉本コンビの意見に同調するだけで、女性視点の切り込みが全くない!

  • 「え、飯野さんの曲いる?」とか「外で寝る自己犠牲そんなにいらん」とか「梅ちゃん花火デートだるそうすぎるやろ」とか言うてほしい。

  • 好井さんも的外れなことを永遠ドヤ顔で言うてて、ほんまにうんざりしました。

見どころもある

  • 逆に見どころと思える場面もいくつかありました。

  • 亜樹さんが普通と言われた後に突然英語で自分語りして、マウントとりだすあたりの人間の弱さは、目をそむけたくなるくらい恥ずかしいけど、誰しもがやってしまう危険性あるよなという学び(そこ?)

  • 最後、坂口さんがファイナルローズをもらう腹決めて、亜樹さんを安心させたことで何とか旅が成立したのはほんまによかった。坂口さんの男気と懐の深さ感じました。

  • 結局、見た目である程度刺さらないと、男女は惹かれ合えないという生々しい事実をつきつけられたのも面白かった。綺麗ごと言うてもね。

アフタートークが一番の問題作

  • 引っかかる場面多すぎて、アフタートークが逆の意味で一番見ごたえありました。

  • 坂口さんの「別の道を行くけどこれからも同志」という、まあその場を丸く収めようとした悪意のない一言をスルーできないバチェロレッテ。

  • 「同志っていうのは違いますよね?そう思いません?」て男性陣にも同意を求めてこだわる姿は、「そういうとこやで…」が詰まってた。

  • 櫛田さんにチャンスあるけどどう?っていう吉村のフリ、番組を盛り上げようとしたのは理解できるけど誰も得しなさすぎる。

  • 櫛田さんは嘘つけなさ過ぎて「未練ない」「後半残ってヤバいヤバいってなって」「肩の荷が下りた」とかもう正直すぎるて…

  • あそこまで正直に言われると、さすがにバチェロレッテの立場がないし、めちゃくちゃ傷つくなあと思います。亜樹さん、めげずに強く生きていってほしいです。

個人的な推し&非推し

最後の二人を坂口さんと櫛田さんにしたのは妥当やと思いました。
櫛田さんは、自分のことを好きになってさえくれたらめちゃくちゃ最高の男性やと思います。信頼できるし、大事にしてくれそうやし、賢いし、いい人。
坂口さんも、自分のことを好きになってさえくれたら(2回目)いいと思いました。チャラそうには見えるけど、たぶん超ド級のチャラ男ではないし、一人にハマれば大事にするタイプっぽい。一緒にいて楽しい関西人!って感じ。協調性もあって周りへの気遣いもできる一流の男やと思いました。
Xの感想見てると、けっこう「亜樹さんのこと一番想ってた飯野さんにすべき」「飯野さんの良さは30代にならないとわからない」みたいなポストを見かけましたが、それは全面的に反論したい所存。
飯野さんはいい人やとは思うけど、亜樹さんのことが本当の意味で好きでは全然なかったと思います。「バチェロレッテに尽くす自分」という役割を演じまくってただけやと思う。役者。
企画としては自分を暗示にかける飯野さんみたいな姿勢は大いにありやと思うんですが、選ぶのは絶対ちゃう。

以上、好き勝手言わせていただきましたが、大いに楽しめました。
亜樹さんと参加者たちに幸あれ!!!

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