reply 第6話 「変化した日常」
クラリ
「うっあー…」
しんとした中、自分の声だけが室内に響く。
クラリ
「沙利ちゃん、まだ仕事終わんねーのかなあ。」
テレビのリモコンを掴み、次々にチャンネルを切り替える。
しかし、放送されているのはなぜかクイズ番組ばかり。
不機嫌そうにテレビを消して、大きくソファーに寄り掛かった。
クラリ
「カイシャってとこに行かなきゃ仕事出来ないのかな。」
「ここですればいいのに。」
“つまんねぇの”と呟き、そのまま横になる。
…ソファーの心地良さにだんだん眠気が襲ってきた