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コルステロール低下薬が世界を震撼させたのが昨日のことのよう、、

こんにちは、雅です。
コレステロールの件、もう少しだけ掘ろうと思います。

アラフィフともなると、たいてい体のどこかにガタが来てるからか、健康に関する話題にも自然と敏感になりますね。

で、健康に関する知識に関しては既にいろいろな金言やら格言やらが語られた結果、数十年前の医療レベルでの憶測や、過去の誰かの利益相反しまくりの研究成果がマコトシヤカニ語られた名残りだとかが、ゾンビのように未だに生き残ってるケースがあるので注意を要します。今一番ホットなマルチオミックスに基づくがんの免疫療法の隆盛から見ると、隔世な感じがします。

しかし、最近ではオープンデータが推奨されて、論文だけではなくてデータも一緒に公開されるケースがデフォルトになってきており、医療関係のデータベースが充実してきています。そのため、検証可能な結果(=エビデンス=根拠)に基づいた知見というものが増加しているのは確かに感じるところではあります。

最近流行りの「ビッグデータ」あたりは、リアルワールドデータの中に真実があるという考えがベースにありますけれど、その対極が冒頭のコレステロールの案件であります。

『コレステロールは体に悪い?』
『LDL-Cは悪玉、 HDL-Cは善玉?』
『卵は、1日1個まで?』
『コレステロール低下薬は心筋梗塞と脳卒中を防ぐ?』

なんてことが、よく言われてました。
ところが、その後の研究結果では…

『コレステロールは体に必須』
『LDL-Cも、HDL-Cも必要』
『卵を多く食べましょう』
『薬で下げても心血管系疾患を予防できません』

ということになりました。

真逆じゃないか⁉️



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1.コレステロールは体に必須

コレステロールは、細胞膜、脳神経細胞、生体ホルモン、胆汁の材料であり必須であり、足りないと血管が切れやすくなるリスクも上昇する。

2.日本人は、LDL-Cが高いほど死亡率が低い

高コレステロールは、死亡リスクではない。

3.コレステロールの多い食品を摂取しても血中LDL-Cは影響なし

体内コレステロールの起源は、通常、食品から2割、肝臓で8割作られるとされており、食品からの摂取量が増えると、寧ろ、肝臓は休める。すなわち、卵を多く食べると内蔵の負担が減る。

4.コレステロール低下薬(スタチン)の副作用

スタチンの臨床試験では、22.2%に副作用があった。
米国での臨床試験にあたっては関連機関である、
・米国心臓病学会が、スタチン製薬企業から2億円受け取っていた。
・米国心臓協会が、G社から11億円受け取っていた。
この利益相反行為により、以前の研究成果の信憑性が大いにゆらいだ。

その後この事件は社会問題として大きく取り沙汰されて、臨床医学研究の信頼回復のために、臨床医学研究のガイドラインや倫理・利益相反審査が大きく見直されたのはご存知の通りです。

以前に流布された常識はなかったことの様になっていますが、
信じた人は報われるのかな?
あれは一体、何だったのでしょうか…


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