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万年モラトリアムな話

年齢の話になると胸に刃をグサッと突き刺さる年になってきた。

SNSで見かける話題作だったり、バズっている情報だったり、

その発信者のプロフィールを見ると明らかに自分より年下、

なんてことが多々。


何かを成す大変さを大人になるたびに嚙みしめている。

正しくは嚙み潰している。苦虫を。


生きているだけで100億万点とはいうけれど、

それでも何かを、付加価値を求めようとするのは

欲張りなことなのだろうか。

自分にしかできない何かが欲しい。なんでもいいから何かが欲しい。

誰かの、何かの特別になりたい。承認欲求の塊を振り回して生きていきたい。


なんて思いをもう10年くらい抱いているのではないかと思う。


まあそんなこと言ったって

突然朝起きたらスーパーマンになっていたなんてことはありえないので、

今日もごみ回収表を見て、あー燃えるごみ明日じゃんごみまとめなきゃー、とちまちまごみをまとめてから、

満員電車の中押しつぶされながら通勤するのだ。


多分みんなそんなもん。

そんなもんだと思いたい。


しょーもねーやつだなと自分で自分のことを笑ってやって、

気まぐれにお菓子を買ってやるくらいがちょうどいいのかもしれない。

たべっ子どうぶつは好きだけど、

好きなのはあくまでビスケットのほうで、キャラクターにはあまり興味ない、

みたいな自分を許してやることくらいしかできない。


やりたいことはたくさんある。

「なりたいもの」に繋がるとっかかりはいくらでもある。

それがうまくいくかどうかは別の話。


きらきら光んなくったって、

そのまんまでいいよなんて言葉を言えるくらいには、

大人になりたいとは思うけれども。

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