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しいたけ占い、ありがとう

VOGUEの人気コンテンツ、しいたけ占いが6月30日に終わるそうです。30代前半の仕事も恋愛も行き詰りまくりの暗黒時代を支えたものの1つが無くなること・・・さみしさがめいっぱいあるのですが、なんだか自分の気持ちの成長も感じました。

しいたけ占いが教えてくれたことの大きなことの1つは悲観的に物事をとらえたり、書いたりしてもそれはあまり人に伝わらないことがあるということ。

しいたけさんは「いて座」をこんな風に表現されているんですが・・・(私は射手座です。)

「回りを気にしない爆裂、熱い人」
「いて座のこれまでの10年間は、常識?何それ?」と人から与えられたマニュアルを読んで、ゴミ箱に捨てる能力があります。

これ、一種「悪口」ともとれるんですが、一貫して、いて座のいい所として真剣に書いてるんです。こんな部分あるけど、めっちゃ長所やで感すごい。(そしてなぜかいて座の私も不快でない・・・)
書き方も話かけるような、1文字でもあなたに読んでほしい、話しかけたいって想いが伝わってきて・・・この文章のバランス感覚が本当によくて、占いというより天啓?って感じでいつもふむふむと読んでました。
やさしく、くすぐられる文章書く能力でいうとまじでピカ一やなーって思う。

そんな中、最後のご挨拶を読んで、しいたけさんが目指す占いのコンセプトにその理由が詰まっているなーって納得。

読者の方との思い出も、掛け替えのないものとなりました。「しいたけ占い」は、「都会に出た孫を応援する、山奥のじいさんからの手紙」を勝手にコンセプトにして続けてきました。親と違い、おじいさんだから孫のやることはすべてかわいい。失敗しても味方。何があっても励まし続ける。孫の頑張りに対して順位などつけん。それは自分の中で絶対に譲れないコンセプトとしてあったのです。

他社と、特に不特定の人との関わりは、文書でだと伝わりづらく、書き手側もその日のコンディションでかわってしまうこともある。でも1つ軸があることで、個性がうまれてたんだなーって。
なにより、こんな風に優しく見守ってくれていたのかって、わーーーって感動しつつも、実はここ4年くらいはしいたけ占い全く読んでいなくて、これは最近、自分が自分の力で判断して、励まして、立ち上がってってのが出来ていたってことなのかなって、なんだかおなかのあたりがあったかくなるほど嬉しかった。

しいたけさん、今まで見守ってくれてありがとう。強さとやさしさとやるせなさを知れたのは、しいたけ占いのおかげ。良い意味で、今やっとしいたけ占いから卒業できたのだと思います。

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