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育児戦争/家政夫と一緒。~第三部~

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Fate/stay night二次創作作品「育児戦争/家政夫と一緒。」の第三部マガジンです。守るべき者の為に、守るべき場所の為に────さあ立ち上がれ。 *Fate/Zero以…
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2019年5月の記事一覧

育児戦争/家政夫と一緒。~3の40~

Interlude7-5:花 「これは、君が?」  切嗣の目前に広がるのは、色とりどりの花で満ちた…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の39~

Interlude7-4:笑顔  部屋の前から二つの気配が遠ざかるのを感じる。  切嗣たちに気を利…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の38~

Interlude7-3:理不尽  ────二週が過ぎた。  月のきれいな初夏の晩。改修を終えてピ…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の37~

Interlude7-2:灰色の空  深山郊外の一角に建つ古い屋敷。  とある一件で管理人に気に入…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の36~

Interlude7-1:我侭  ジッ────ザザッ。  ────冬木市。  豊かな漁場を持つ自然…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の35~

守るべきもの  剣を取ると慌てて部屋の外へと離脱する。  巨大な気配はすぐ近くまで迫っ…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の34~

切り札  ダンッ────!  抜き身の聖剣を大上段に構え、屋根を蹴るセイバー。 「────く!」  干将莫耶を投影し攻撃に備えるが、聖剣が直撃すれば剣の方が無事ではすまない。  咄嗟の判断でバックステップ、攻撃を回避にかかる。  タンッ────ゴバアアアンッ!!! 「────!?」  ────その判断が功を奏した。  目の前で起きた現象を信じられず、アーチャーは目を見開く。  聖剣の一撃を受けた地面が爆発したように吹き飛んだのだ。 『なんだ────尋常な膂

育児戦争/家政夫と一緒。~3の33~

矜持  爆風を受けてもんどりうって倒れるアサシン。  とてつもない熱量と爆風により、皮…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の32~

地の利  賑やかで何処か優しい衛宮邸の居間。  チャンネル争いをする虎と子悪魔を横目に…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の31~

幽霊屋敷  夜の冬木を駆ける赤い弾丸。  常人では再現不可能な恐るべき運動を以って立ち…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の30~

狙い  ギインッ、ガインッ!!  飛び散る火花、響く剣戟。  高速移動中でもアサシンは…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の29~

策  月光の中、仮面を白く輝かせるアサシンの姿。  何を以って柳洞寺を離れたのか、訝し…

育児戦争/家政夫と一緒。~3の28~

手がかり 「────ふむ、龍の腸と」 「ええ、趣味で冬木の古史について調べていまして。 …

育児戦争/家政夫と一緒。~3の27~

魔術師の家 「お、おとうさん」  時臣が怖いのか、それとも自分から意見する行為というものが怖いのか。  桜は細い肩を震わせ、時臣をみつめてくる。  けれどその視線は決して弱いものではなく、彼女の中にこれほど強いものがあることを時臣ははじめて知った。 「なんだね、桜?」 「さくら⋯⋯?」 「う、おとうさんは⋯⋯あーちゃーさんがしらべてること、ほんとはしらべてほしくないんですよね⋯⋯?」 「⋯⋯そうだ」 「そ、それは、あーちゃーさんのこときらいってことじゃ、ないんですよ