映画日誌 vol.1 コンジアム

突然の更新となりましたが、普段アニメを観たり、アニソンDJをしている傍らで普通の映画を観たりするのも好きです。

アニメの感想などは普段Twitterに垂れ流しているとは言え、映画の感想はなかなか書く機会が多くない為、備忘録として書いていくことにしました

さて、先日『コンジアム』という韓国産のホラー映画を観たので、今回はそちらのレビュー(と言えるほど立派なものでもない)を書いていきます。

あらすじ

世界の7大心霊スポットで名を馳せている「コンジアム精神病院」、この病院では「患者が次々に謎の死を遂げ、院長は行方不明もしくは自殺にて死亡した」出来事があったという様な噂が流れていました。

それから後、閉鎖されたこのコンジアム精神病院に訪れた人々がいたのですが、行方不明もしくは昏睡状態など非常に心霊スポットとして凶悪な噂も共に流れていくことに……。

動画配信サイトにて恐怖映像を配信し、広告収入を得ているチャンネル「ホラーチャンネル」の主宰は、一般参加者を募った上、コンジアム精神病院への潜入調査を行うことを発表。集まった「ホラーチャンネル」のメンバー3人と、一般参加者4人の若者チーム達の運命はいかに……?

という内容になってます。

コンジアムを見る前に知ってほしいこと「POV」

POV(Point Of View)方式はカメラの視線と登場人物の視線が一致した撮影手法のことで、他作品ですと、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』、『REC/レック』などでも使われた撮影手法です。

イメージをするのであれば、FPSなどで操作している時のカメラワークと少し似ている感じのカメラワークや、手にビデオカメラ持った状態で撮影をしている時の視点から見る映画です。(本当に超簡潔な説明ですが…)

他の撮影方式と比べると低予算で撮影ができる為、ホラー映画との相性がよく、POVホラーで成功すると、低予算でありながら大ヒットという謳い文句が非常に使いやすくなったりしています……。一方で、低予算で作れる為、評価が微妙になってしまうことも多く、POVホラーは量産型だのどーだの……と言われたりすることもしばしば。

最前線に近い世界観

POVホラーでは「こういう事件があった→その現場からこういうテープが見つかった」のあらすじから始まるファウンド・フッテージものが非常に多いのですが、この「コンジアム」ではそういった類のあらすじが無いため、少し違った感覚から入ることができます。

また、主要メンバー達が若く、動画配信サービスを通じての生配信を行う設定も、誰もが何かしらの動画サービスをきっかけに有名になったりする現代チックな要素が含まれている為、設定を頭に入れることに多く時間はかからないです。

ホラー映画は2時間以上あったりすることはそこまで多くない(大体90分~110分程)の為、世界観に入りやすいというのはそれだけでプラスポイントだと個人的に思います。

そもそも舞台が廃病院であること自体が怖いですよね……。

ビジュアル的にも怖い要素満載ですし。

富士急ハイランドの戦慄迷宮も廃病院が舞台ですし、やはり人間は病院に弱いのかもしれません……。


終盤の畳み掛けのえぐさ

この映画始まって大体20分くらいは、主要メンバー達(ウェイウェイ系)がわちゃわちゃしてます。20~40分くらいは、コンジアムの潜入と、その各スポットの紹介で少し前置きは長いかな~と思いつつも、物語に変化が入り出す40~60分での展開から終盤の畳み掛けが激しい作品でした。

アジアンホラー独特の恐怖体験が襲いかかってくる「間」、その「間」がいい感じにくるのと、登場人物たち顔面ドアップの視点から見える恐怖に慄く表情(+α)も、終盤の畳み掛けを面白くさせる要素として上手く機能しているのがナイスでした。

総括など

ネタバレを避けつつ、レビューするとこの辺までしか語れない辛さ……。

非常に面白くていい作品なので、これ以上は語らず、素直に観てほしいとだけ……。

ちなみに現在Amazon Prime Videoの見放題に入っておりますので、入会している方はTSUTAYAやGEOに行かなくても見れます。




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