見出し画像

フラれて一年くらい

うぃ、まるやま。です

いつぶりかの投稿になるので、どんな挨拶をすればいいのかわかりません。「遅くなってごめんなさい」は別にいつも定期的にあげてたわけじゃないので違うし、「お待たせしました」も別に待っててくれた人なんていないはずなんで、違うなと思ってます。なのでとりあえず、1年の時に学食ではよく会うけど、それっきりだったやつが4年になってリクルートスーツ着て久しぶりに会う、実は裏でしっかり単位取ってましたの大学の顔見知りの「うぃ」と挨拶させてもらいました。間違ってたらごめんなさい。

さっそくですが、今日はタイトルにある通り、好きな子にフラれて一年くらい経った話をさせてもらいます。去年の夏にフラれたんであともう1シーズンくらいあるのですが、YouTubeでカラオケバトルの動画を見てたら、北村莉斗さんの「ごめんね…」を聞いてその好きだった子を思い出して、書こってなったんで、文句は北村莉斗さん、ないしカラオケバトル運営に伝えてください。

歌ってすごいですね。別に思い出の歌でもないですが、勝手に思い出して歌詞をその子に反映してしまうという、魅力があります。歌詞の解釈は皆さんが、どのような思い出を作ってきたかで変わっていく。これに気づいた自分はそろそろカウンターで一人焼肉でも始めてみようかと思います。

話が逸れてしまいました。好きだった子にフラれた話をさせてもらいます。

その子と会ったのが、一昨年の秋でした。一つ隣の駅のイタリアンバルのアルバイトで出会った子です。全くおんなじ時期に入って一緒にガイダンスを受けました。その時の印象は「かわいいなーでも高校三年生くらいだから、恋愛って感じでもないかー」みたいな感じでした。ガイダンス後も別に喋るわけでもなく、お疲れしたー的な感じで別れました。

自分の初めての出勤がその子と被るみたいだったので、一応おめかししていくかーと向かうと、出勤時間も全く一緒で軽くそこで話しました。そうすると同い年だったみたいで、どひゃあとなりました。話を進めてると、なんと最寄駅も一緒で家から5分くらいの距離住んでました。もうどでどひゃあです。その日、夜の12時くらいに一緒に上がったので、歩いて帰ったら話も合うし、ノリも合うしで、すぐ仲良くなりました。
それからは一緒に歩いて帰るようになりました。電車も出てるのに20分で帰れるところを40分くらいかけて帰りました。あってまだ5回とかなのに、自分の中で一番仲良い異性くらいになりました。

ある日その子が自分にこう言いました。「違うバイト始めようと思うんだよね」と。めちゃくちゃ内心焦りました。「あーもう会えなくなるんだなー」って。でも、しょうがないなって思ったのもありました。それは、打ち解けた理由が店長が嫌いという理由でした。よくないですね。
自分は悲しいなと思いながら、変に止めるのも気持ち悪いし「そーなんだ」と返すと、「近所にできた、焼肉屋にいくんだけど、、」みたいな濁す感じで言ってきて、なにかなって思ってたらお客さんに呼ばれてそこで話は終わってしまいました。それから、その話を掘るのもがっついてるやんって思われるの嫌だったんで、自分からはその話題を出さずにいると、帰り道で「○○くんはここのバイト続けるの?」と聞かれました。自分はプライドが高く見栄を張りたいので「いや、今掛け持ちしてるから」とやってないのにちっさくてみっともない嘘をつきました。そこでその話は一度終わってしまいました。

1週間後くらいに夜突然電話がかかってきて、「新しく入った焼肉屋バイト募集してるんだけど、やらない?」ともう、神様が「お前、これがほしかったんやろ?」的なものすごいイベントが起きたので、なんか色々やらなきゃいけないことあったのを全て投げ出して「やらしてください!」と自分が気が抜けててプレーができてなくて怒ってる監督にいう迫力で言いました。「じゃあ、いまみんなで賄い食べてるからきてー」と説明がないと不安になる言葉をもらったので、とりあえず行ってみました。一応、おもろいかなと思って進撃の巨人の12巻とDSiももって。

したら、店長がプロレスの鈴木軍団みたいな人で、「おもろい!合格!飯食え!」と大好きな3連単をくれたので、その子と新しい場所でのバイト生活が始まりました。
それから、節分を口実に遊んだり、確定申告を理由に出かけたり、なんかずっと一緒にいました。ふたりはプリキュアマックスハートくらい一緒にいました。コンビニにアイス買いに行ったり、公園で丸太の遊具で遊んだり、近くの団地のパン祭りに参加したりと、こういうのがいいんだよなってやつを全部2人でやった気がします。めちゃくちゃ楽しかったです。その辺からあー僕この子のことめっちゃ好きやなーって気づきだしました。

4月くらいにちゃんとあそぼうと思って、池袋に1日使って遊びに行こって言いました。デートのつもりでしたが、向こうはどう思ってたんでしょうか。いいよって言ってくれて、嬉しくてちょっと募金とかしました。

その日のために近くに住む友達から服とか香水とかいっぱい借りて、七五三以来のおめかしをしました。完全体になった自分はベジータに勝てるわけないヨォと言われる想像すらつきました。

お昼から夜まであそんで、なんかテンション上がりすぎてナンジャタウンとかいっちゃいました。25歳2人が行くところじゃないぞとか言われる気もしますが、関係なかったです。どこ行っても最強に楽しんでました。電子棒を広い車道側から通るか、狭い方から通るかとかで楽しんでたんで、5億年ボタンの世界でも楽しかったと思います。

その日から、自分の家によく遊びにくるようになりました。夜ご飯にビュッときったらパカーンとトロトロたまごになるオムライスをIHでつくろうとして、卵焼きみたいになってご飯の上に乗せたらたまごがちょんまげみたいになったので、サムライスと名付けたり、ゲームを買ったら2人がハマりまくって、寝ずに丸1日やってたらバイト2人で休んだとか、本当に2人がら楽しかったらもうなんでもいいんじゃないみたくなってました。

その辺くらいから自分が今してる活動にも力が入らなくなって、多分その子に依存するようになりました。会ってない時とかは誰かと一緒にいないと不安になったり、むくえなちっくとかまぼろしツインズとかみて、女の子の感情とかをみて、セルフチェックをつけたりと、その子一色の自分ができました。いつLINE返ってくるかなーとか、インスタ更新してるかなーとか、やればやるほど苦しむことをやってました。

そんな感じにならなくても、2人楽しそうだしいいじゃんって思う人もいると思います。隠してましたけど、実はその子には彼氏がいました。

今考えたら、だいぶ良くないことしてると思ってます。上にあげたこと以外にも一緒に夜パズルとかしてそのまま寝てみたいな、浮気ですもんこんなん。でも、そん時の自分はわかってても続けてしまってました。そのくらい好きで依存してたんだと思います。
一緒にいる短い時間のために、いない長い時間ずっと苦しい思いをしてました。コンビで活動をしてましたが、相方にも迷惑をかけ解散し、大阪から来た友達が飲もうって誘ってくれても、その子と遊ぶからと言って断ってたりと、支障をきたすようになりました。でもその時は気づかなくて、本当にカスやったなって思います。

でも友達って本当にありがたいですよね、6月あたりにいい加減にしろ的なことを言ってくれて、自分も決意しました。その理由には一緒に働いていた、焼肉屋がいろんな事情から潰れてしまうというのもありました。今しかないと「もう会うのやめよう」と言うと、その子は「じゃあ次の約束は?」と返してきます。あ、一旦相談させてと言いたい気持ちをグッと堪え、「それもなくそ」というと、その子は「すき?」と聞いてきました。

もう、本当良くない子。なんなんそれ。ええって、好きに決まってるやん。今すぐ彼氏と別れておれと付き合えって言いたいに決まってるやん。

でもだからこそ、こんなに好きになってしまったんでしょうね、「好き」って答えると、「うん」といって、黙ってしまいました。ほんで、そのまま寝るという、激キモポコチンムーヴしました。カツセマサヒコにあげたい一部シーンでした。

その日から毎日続けてたLINEも終わって、少しの間、その子がいない生活が始まりました。今まで窮屈だったシングルの布団がちょうどいい広さになって、20分間のドライヤーソロも聞こえなくなりました。コンビニに行く回数も減って、ゲームもインテリアになりました。なんで生きてるのかわからなくなってると、携帯が鳴ってその子からの電話でした。

「散歩しよ」

そう言われて外に出ると今にも泣きそうなその子が散歩って言ってたのに自転車に乗って待ってました。やっぱりまだ会いたいし、めっちゃ好きやんおれってなって、なんかもうわけわかんなくなりました。向こうがなんで誘ったかとか、何を言えばいいかとか、いろんなことから逃げるようにめっちゃ笑いました。全然面白くなかったのに、必要以上に笑いました。向こうもそれをみて壊れたように笑いました。近くの公園でまた遊ぼうかと口に出すと、その子も笑顔でうんと答えてくれました。

それからは、今まで以上に会うし、遊ぶし、笑いました。深夜レンタルチャリ借りて1時間30分かけてスカイツリーを見に行ったり、6時間くらい布団の中でふざけたあったりと、エモすぎで次の日エモタレ起こすくらいの時間を過ごしました。

向こうだけ浴衣着てこっちは私服でめちゃ冷める花火大会に行ったり、1日ぼーっとしすぎて流石にこれは良くないかと近くのショッピングモールいったら、お祭りしてて、イカ焼き食べたりとバックナンバーの頭の中みたいな生活をしました。もうなんで付き合ってないのかわからないような生活だったと自分は勝手に思ってます。楽しいと一個向こうにいたような気がしてました。

でも向こうにはそれが重かったのかもしれません。そこあたりからすれ違うようになりました。遊びに誘っても何か予定あったり、電話かけても切られて無視されたりと、都合がいい男じゃなくなったんでしょうかね。いい距離感で好きでいてくれて、楽しませてくれる人間から彼氏面をしてくるセンスのない男になっていったのかと思います。実際自分もそうなってたなって思ってます。

その子は合わないと話した後に彼氏と別れたと言ってくれました。自分の中で向こうの気持ちとか準備の時間を考えず、もうおれ彼氏じゃんとなってました。好きで欲しかったものが勝手に手に入って、自分のものみたいな感覚になってました。キモいですね。ほんと。

それから何度か遊びましたが、その子が今までみたいに楽しく遊ぶというよりは、情で一緒にいるという空気に変わっていくのを感じました。
それを察すると自分は態度に出てしまうので、向こうが気を遣って話を振ってくれたり、スキンシップを取ってくれるのがつらくなりました。


一緒にいる時も辛くて、いない時も辛いその子のことは大好きなのに、ずっと辛い毎日でした。
そこでまた友達が助けてくれました。自分を誘って帰省に連れていってくれました。自分の活動にも自信がなくなっていたこともあり、最近の自分がおもしろくないと正直に言ってくれて、本当にやりたいことってなんなのか自分の中で真剣に考えました。その時のスナックであったアフターキャバ嬢さんも、友達のお母さんも、友達の家の猫も、その猫の友達の猫も、全員の力を借りて本気でさよならしようとなりました。

帰ってきた次の日に会う予定があったので、帰り際に伝えました。「好きだから、付き合いたいです。付き合わないなれもう会わないでおこう」
したら、その子は黙りました。黙っちゃダメやん。もう、会わないやん。って思ってたら「バイバイしよ」って言われました。

家にあったその子との思い出を最後に振り返りながら、ちゃんと泣きました。鳩くらい人前で泣かないのに、ちゃんと泣きました。その子のために買った鏡やヘアゴム、高円寺で買ったWAKARUさんのステッカーや一緒に食べたじゃがりこの蓋。小さくてでっかい思い出がたくさんありました。
外に出る時に思い出した、メイク落とし。なんでかわからないけどその子は家に置いとかないでと言って持って帰りました。まじでなんやったんあれ。意味わからんことしんといてや。結局家に一緒に買った帽子置いてってるし、本当に手かかるけどそこが可愛いってずっと言ってて、最後もそれするのずるいって。次の日取りに来てるし。

最後もいつもの場所まで見送りました。そこはあった時からずっといつか食べに行こうっていってた、家族でシフト回してるような居酒屋でした。一回だけテイクアウトしたローストビーフが美味しすぎて、でもきっと2人で食べたからだとおもいます。
そこで2人でめっちゃ泣きました。多分もう泣かんくらい泣きました。一回落ち着いてもう会わないでおく理由聞こうとしたけど、やっぱいいってなってまた泣きました。
最後もその子はいつもみたいに何回も振り向いて手を振ってきました。また次の日会うみたいな感じ出すなって、もう会わんのやからこっちみんとってやって思って最後にもっかい泣きました。

それから友達に電話してめっちゃ泣きました。友達は人生で2番目におもろかったって言ってたけど、もっとおもろくなれってめっちゃ泣きました。なんなら、今も泣いてます。ちなみに、一位はおばあちゃんがこたつ机の天板を無くしたことらしいです。

それくらいで好きで、今もまだずっと好きです。
なんでこんな思いしてて、なんで好きなんやろ。男でキモいって女の子に振られてまだ泣いてるところ。
モテんやろそんなやつ。そりゃ振られるわ。

でも、本当に大事な人に会えました。これからもずっと好きだと思うし、向こうが何を思ってるかわかんないけど、自分はずっとこんな感じだと思います。
顔見えてないのにこんな感情ぶつけてくるの、流石にここまで読んでくれてる人もキツイって思うか。ごめんなさい。

まじで一生好きだと思います。一年たってこんな感じならもう人生ずっとこんな感じですよね。もうこんなに好きになる人に会えるかわかんないですけど、なんかそれもいいような気もします。引きずってるっちゃ引きずってるんすけど、愛と好きは違うなって気づき始めてる自分がいます。

長いこと読んでくださった方いらっしゃったら本当にありがとうございます。なんか、どっかで気持ちぶつけたくてここに書いてみました。少し気が楽になりました。
実は明日大事な大会なので、変なことしてるなーって思ってるんですけど、やりたいことを仕事にしてるので、割り切ってずっとやりたいことしてます。楽しいし充実してます。去年とは違う6月が過ごせそうです。
花火大会は思い出しそうなのでいかないとこうとおもいます。

最後までキモかったか。さすがに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?