昔見たITを思い出す

そういや、金曜日に新しい方のITが流れていたんですね。見たかったな。

古い方のITはむかーし見た覚えがあって、なんかもう恐ろしげなピエロがいつ仕掛けてくるか分からないタイミングで嫌がらせをしてくると言う、リラックスが出来ない悪夢のような話だと覚えていて、子供の頃のつらい記憶や感情を大人になっても覚えていて、このホラーピエロをどうにかしない限り発狂してしまうのではないかと。

このピエロの元ネタが相当ヤバイ殺人鬼でここに書くのもためらうほどに悪行をこなしてきたのですが、どれくらいかというとこのペニーワイズと同じかそれ以上なくらい。

スティーブン・キングの絶望的な展開の描き方って、グロテスクだったり心臓に悪いモノじゃ無くて、うんと近くにあるモノが実はすごく闇が深くて落ちたら抜け出せない怖さじゃないかなと。

絶望的な作品と言えば、MISTを見たときの救いのなさったらありゃしない。

終盤になって、何で、あんたが生き残っているんだって、突っ込みたかったし、賢明な判断が必ずしも良い結果につながるとは限らないと死角からささやかれたような薄ら寒さが。


悪魔がある親子の子どもをよこさないと村の全員を殺すと言うので、教会に話し合っていた人たちがその親子と一悶着する作品があったんだけど、アレも大概怖かったというか、絶望感が重い空気となってずっと離れなかったところが。


そういう人間のはかなさといい、避けられぬ運命に出会ったときの振る舞いを描くところが泥臭くなくて、フラットな視点で読めてしまうのがいいところ何だろうなと思う。


ただ、ホラー以外でもスタンド・バイ・ミーもよかったし、ショーシャンクの空にも名作だし、いいものありますよね。

グリーンマイルも名作だと思うんですが、その後の結末はちょっと怖いなと思いましたけれど。

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