ちょっとヤバく、ちょっと嬉しい、でもやっぱりヤバい江東区の状況~その1:タイムライン

「江東区ではこれまでパートナーシップ制度についてどんな議論があったの?」

このブログを訪れてくれたみなさんは、そんな疑問を抱いているのではないかと思います。
このポストではそんな疑問にお答えしようと思います。
以下ではまず、江東区議会でのパートナーシップ制度に関する議論をタイムライン的にまとめてみます。
その後で、このタイムライン上にある出来事について解説を加えてみます。

それではまず、これまでの出来事のまとめです(重要な項目には☆印をつけてみました)。
以下のまとめの作成にあたり、オンラインで公開されている江東区議会の議事録を参考にしましたので、詳しく知りたい方はそちらもご覧ください(http://www.city.koto.tokyo.dbsr.jp/index.php/、ここから「平成30年」及び「令和元年〔平成31年〕」の「企画総務委員会」を辿る、もしくは「簡単検索」欄に「パートナーシップ」と入力すると見やすいです)。

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2018年6月1日
江東区区議会にて「同性パートナーシップの公的承認についての陳情」(以下、「承認陳情」)受理

☆同年6月18日
同議会企画総務委員会(以下、「企画委」)にて「承認陳情」について討論、継続審議扱いに付される

同年8月11日
同議会「区議会だより」の陳情欄にて、「承認陳情」が継続審議扱いになった旨掲載

☆同年8月27日
同議会にて「同性パートナーシップを創設しないよう求める陳情」(以下、「しない陳情1」)受理

☆同年10月5日
「しない陳情1」が「承認陳情」と関連する「一括議題」として、ともに「企画委」にて討論され、両議題が一括継続審議扱いに付される。

同年12月11日
「区議会だより」の陳情欄にて、 「しない陳情1」が継続審議扱いになった旨掲載。

2019年1月30日
同議会にて「同性パートナーシップ制度の施策についての反対意見書提出に関する陳情」(以下、「しない陳情2」)受理

☆同年3月4日
「承認陳情」、「しない陳情1, 2」が「一括議題」として、ともに「企画委」にて討論される。「承認陳情」趣旨採択(陳情の願意は妥当だが、実現の困難な場合などに出されるもの)、「しない陳情1, 2」が継続審議扱い(ただし、継続審議扱いの陳情は当時の議員の任期満了をもって廃案)に。

同年4月11日
同議会「区議会だより」の陳情欄にて、「承認陳情」が趣旨採択に、「しない陳情2」が継続審議扱いになった旨掲載

☆同年6月4日
同議会にて「同性パートナーシップを創設しないよう求める陳情」(以下、「しない陳情1-2」)受理

☆同年6月17日
同議会企画委にて、「しない陳情1-2」が紹介され、継続審議扱いに付される。

同年8月21日
同議会「区議会だより」の陳情欄にて、「しない陳情1-2」が継続審議扱いになった旨掲載

予測される今後の流れ
2019年度中「男女共同参画に関する意識実態調査とLGBT当事者を対象とした調査」(19年3月4日の男女共同参画推進センター長答弁より。後者は民間調査会社による調査)
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長くなってしまったので、タイムラインについての解説は次のポストで!

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