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渡辺豪
2020年2月17日 10:42
台東区上野公園内にある下町風俗資料館の企画展『「江戸風俗人形」の世界 〜建物・人形・小物の三位一体の妙〜』(会期:2019/12/7〜2020/2/24)を観てきました。同展では吉原遊廓にあった妓楼・三浦屋を再現した模型(建物・小物・人形)が展示されており、SNSでも遊廓に興味のある人たちを中心に少し話題になっていました。どのように時代考証されたのか?私は一点、気になりました。それは考証で
2022年11月30日 17:24
はじめに2010年前後から、かつて国内全域に偏在した娼街(遊廓、赤線など)の取材を続けています。昭和33年に全国(沖縄県を除く)で施行された『売春防止法』から半世紀以上が経ち、現在では建物や文献といった記録はもとより、当時を知る人々も鬼籍に入りつつあり、記憶もまた急速に失われつつあります。こうした時代背景から「遊廓の歴史が失われる」といった言葉も散見されます。一方で、Amazonで検索すれば、
2022年10月25日 12:07
中山道・倉賀野宿を取材しました。当宿は中山道と日光例幣使街道との分岐にあたり、また利根川水系の最上流にあたる河岸を備えていたことから水運の街としても栄え、飯盛女が多かったことでも知られています。飯盛女の墓や寄進物が遺されている寺院と神社をそれぞれ4寺、3社尋ねました。今回に限らず、取材先のそれぞれの寺社仏閣では、墓(ないし寄進物)の有無と、撮影許可をお尋ねするのですが、今日はあるお寺でお断りを