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『一般参賀』 が中止となって...

筆者:ラボラトリオ研究員  上瀧

またしても(?)唐突ですが、皆さんは『一般参賀』へ行ってみたことはありますか?

連休(2/22・23・24)は、日曜日:2月23日がいよいよ令和初の天皇誕生日ということで、
私は『一般参賀』へ行くことを予定しておりました!

また、「一般参賀へ行って来たら、レポートをParoleに上げてね!」というお話もあったりしましたが、
諸般の事情で『一般参賀』は中止となったことを、遅ればせながら知りました...。

まずは、この『一般参賀』について、馴染みがない方がいらっしゃるかもしれませんので、ご説明(引用)から...。

『一般参賀』(Wikipediaより引用)
一般参賀とは、1948年から開催されている皇室行事である。
この行事は、一般人が皇居に参入し、皇室に向けて祝賀の意を表する事が出来る唯一の機会である。
毎年、1月2日と天皇誕生日に行われているほか天皇の即位後にも行われている。


また、平成最後の天皇誕生日(2018年12月23日)の『一般参賀』では、
記帳での訪問人数を含めて8万2,850人が皇居を訪れたとのことで、私もこの中の一人でした。

この日の皇族方のお出ましの時刻については、
当初、①10:20 ②11:00 ③11:40 となっており、私は午前9時頃に皇居前に到着し、待機列に並び始めたのですが、
物凄い行列で間に合うかどうか不安になってしまいました...。

当初予定されていた最終回の11:40も過ぎてしまい、
お出ましのバルコニーがある長和殿前へは、11:50になってようやく辿り着きましたが、
そこで ③11:40の回が11:50に変更になったということで、
ちょうどお言葉をお聞かせいただくことができました!

『天皇陛下お誕生日に際し(平成30年)』(宮内庁ホームページ)
https://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/25

平成最後ということで様々な感慨がよぎりましたが、
結局のところ「本当に有難うございます」という言葉しか浮かびませんでした。

さて、今回は令和初の天皇誕生日であり、祝賀の意を上げさせていただきたいと思っていたところ、
様々な事情(感染拡大防止を優先とのこと)から『一般参賀の中止』が決定して、やむを得ないと思われますが、
この点、私にとっては改めて天皇誕生日という日を考えてみる機会ともなりました。

一般参賀の中止について
2月23日(日)に予定していた天皇誕生日一般参賀については,諸般の事情にかんがみ,中止することといたしました。
午前のお出まし,午後の記帳いずれも中止といたします。

宮内庁ホームページ・天皇誕生日一般参賀要領(2月17日発表)
https://www.kunaicho.go.jp/event/sanga/sanga02.html

私にとって、最初は
「皇族の皆様方がお出ましになり、お姿を間近に拝見することと、お言葉をお聞きすることが出来る 数少ない機会」という概念・認識でした。

ただ、天皇皇后両陛下ならびに皇族の皆様方が
おおやけのお勤めをなさっていらっしゃることを様々な学びを通して知り、

また、『一般参賀』にいらっしゃった多くの人たち(民)が
元気な笑顔を 神・大君 に見せて、
ご皇室の弥栄を言祝ぎ、お慶び申し上げるという情報とその場に触れて、

「天皇陛下の誕生日をお祝いして喜ぶ多くの民がいることを、実際に見ていただく機会」という概念・認識や、
「自分自身も公へ役立って参りますという意志を発する機会」という概念・認識もするようになりました。

この点、『お祭り』・『神幸祭』での御神輿(おみこし)の『渡御(とぎょ)』にも通じる、和の精神のように思われました。

『神幸祭(しんこうさい)』(Wikipediaより引用)
神幸祭(しんこうさい)は、神霊の御幸(ぎょこう、みゆき)が行われる神社の祭礼。神幸式(しんこうしき)とも言う。
多くの場合、神霊が宿った神体や依り代などを神輿に移して、氏子地域内に御幸したり、御旅所や元宮に渡御したりする。
神輿や鳳輦の登場する祭礼のほとんどは、神幸祭の一種といえる。

神幸祭は「神の御幸」の意味で、広義には御幸の全体を、狭義には神社から御旅所などの目的地までの往路の過程を指す。
後者の場合は目的地から神社までの復路の過程に還幸祭(かんこうさい)という言葉を用いる。
神幸祭・還幸祭と同じ意味の言葉に渡御祭(とぎょさい)・還御祭(かんぎょさい)という言葉もあり、渡御祭も広義には御幸(渡御)の全体を指す。
『渡御祭(とぎょさい)』(神社本庁HPより引用)
各地の神社では祭りに伴い、神輿や山車の渡御がおこなわれています。
この時には神社にお鎮まりになっている神様が神輿や山車にお遷りになり、氏子の手により氏子地域を巡幸していくのです。
この祭りにより神と人とが一体となり、人々は祭りを通じて活力を取り戻し、神様もこうした人々の姿を見て喜び、渡御する地域の各家々に御神徳を与えて下さると信じられています。

渡御祭については、それぞれの神社により性格も異なりますが、幾つかに区分してみると、一つには神様が初めてその神社に迎えられ、祀られるようになった事跡や歴史的な事実を繰り返しおこなうもの、氏子区域や神様に縁故のある地を巡るもの、神慮を慰めるためにおこなうもの--などという分け方ができます。

また、特色ある渡御祭の具体例を挙げてみると、祇園祭などに見られる神輿に山車や屋台が伴って巡幸するもの、海浜や川辺などに渡御する「浜降祭」や「神輿洗い」、神輿を船にのせて海上や川を渡御する「御船祭」など数々の雄壮な祭りがあります。

日本人はよく祭り好きであるといわれますが、各地でおこなわれているこうした祭りを見ると、祭りを通して地域が活力で満たされる伝統は、今も変わらず受け継がれていると感じます。
(『神道いろは』118・119頁参照)

今回の『一般参賀』は中止となってしまいましたが、感染拡大防止のために、今この時にもneten・ラボラトリオ・白川学館のメンバーは、それぞれ最高の速度で、全ての階層を網羅した対応を行っております。

また、皆さまにおかれましても、それぞれの意志・情報・笑顔の発信や行動により、公の幸いにつながると思っております。

私も微力ながら、netenグループでの業務と意志の発信を行って参ります!

とりとめがなくなり申し訳ございませんが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
読まれた方の何らかの気付きにつながったり、お役に立てたりすることがあれば幸いです。

【追記】
この文章は、一般参賀・天皇誕生日の前に編集部へ提出したものでしたが、
その翌日に、「上瀧君、コロナウイルス対策の製品を準備する作業チーム・シフトに入ってね」という指示があり、
意志の発動や結びがあったように感じられました!
こちらについても、謹んで作業を行わせていただきます!


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【上瀧 プロフィール】
netenグループでは、現在マネジメントオフィスに所属し、経理補助・書類整理等の業務を担当。
ロゴフェス・鎮魂ツアー・奉告祭等の各種イベントのスタッフをすることもあり。

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