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ヘラクレイトスを求めてエペソスに・・in old Greece: Turkey (Europe)・・ヨーロッパ放浪記(20)

遙か昔、確か、KR(Kirk & Raven)だったか、DK(Diels Kranz)だったか、Guthrieだったか・・、いずれにせよ、「ヘラクレイトス」について日本語以外で読んだことがあった。パルメニデスは、既に知っていて大ファンになっていた。原書だったので、ゆっくり読み解いていった。たしか、ドイツ語でギリシア語もあったと思うからDKのコピーかもしれない。一見パルメニデスと違うというか、正反対の発言のように見えるが、実は、結構近いという印象を持った。ずっと気になっていた。また読みたい。
それで、エペソス、現在のクシャダスに行きたかった。(パルメニデスのエレア、現在のヴェリア(イタリア)には数年前に行った。) 現在はトルコだけど、小塩節先生によると、昔はギリシアだった。しかも、ヨーロッパの中心、文明の先進国は此処だった。
今は、観光地と化していて、期待外れだった。
しかし、今回の旅で、一番熱心に写真を撮った。ひたすら、ヘラクレイトスの足跡を求めて。
だから満足した。此処にヘラクレイトスがいた!と思うだけで、いろんなエピソードやら、彼の言説が思い出される。
次にヘラクレイトスを読むとき、この風景が、此処に立ったことが思い出されるだろう。
遺跡の旅は、こんなものかもしれない。

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