暇がつぶせない人のためのライフハック

はじめに

最近のこと。
明日の14時に約束をして、22時に就寝するもなかなか寝付けず、ほぼ完徹の状態で読書会に参加した。午前中に地元から都心に到着して、4時間千円以内でどうにかするのは難しかった。サイゼリヤでご飯をゆっくり食べて、回転率を気にしてしまい繁忙する前に店を出て、とぼとぼ歩いた末ドトールに入り、アイスコーヒーを飲むと吐き気がする。それを紛らわす為にツイッターやSNSを開くけれど、そういう時に限って皆更新しない。

この日だけではない。私は現在無職のため、毎日暇つぶしをして就労支援の準備をしている。無職だと毎日何をして一日を終わらせるかで四苦八苦する。一時期片っ端から友達に連絡して、唯一暇してた友達に毎週のようにドトールのおしゃべりに誘った。結果、友人に近づきすぎて見てはいけないものを見た。友人とは疎遠になった。

最近では有名人がSNSのダイレクトメール機能を公開しているので、そこにメッセージを送るのにハマっていたが、木村花さんの事件が起こった。私は誹謗中傷はこの期に及んでできる訳がないが、SNSの疲弊ぶりは全世界で嘆いていて、誹謗中傷にならない暴力ができてしまったことに気づきだした今日この頃である。

こんなことを繰り返してはならない。そういう訳で、暇つぶしについて一度体系化しようと思った。検索したら先達がいた。それについては各自参照していただきたい。

提案された暇つぶしは大体つまらない

安倍総理がなんで叩かれているのかはわからないけど、その理由のひとつが「格差を作った」からだとしたら、このブログを参考にする人は限られてしまうなと思う。私は収入がないわけではない。前の職場から数万円を貰っていて、しかも実家暮らしの文系大学卒業の女である。一日に千円しか使えないのだが、似たような境遇の知人に話すと私は恵まれている方である。収入(+境遇)・嗜好・体力で暇つぶしの傾向は変わる。

私から言わせてもらうと、検索して出てきた記事が提案した暇つぶしは大体現実味がない。同意できるものがあるとしたらそれは既に実践していることがほとんどだ。

たとえば「バッティングセンター」「ゴルフ」は能力がないとできない。1000円以下でできると言っても、おつりでスポーツの疲れを癒やすことができるか甚だ疑問。「ドライブ」は車を持てたらそもそも就職できただろうし、コロナ禍で「旅行」はあり得ない。

「漫画喫茶」は料金プランの逆算が自分には難しく、また漫画喫茶に興味をひく作品が一切なかったらどうしようという理由で一度も利用したことがない。インターネットも利用できるのかもしれないけれど、インターネットに期待しないためにこの暇つぶしを模索していることを留意していただきたい。

「散歩」、「図書館」や「カフェ」は前からやっていることだが、散歩は雨や猛暑だとできないし図書館は休館日がある。コロナの影響により長時間の滞在も躊躇われる。私は現在図書館とカフェを併用して一日をやり過ごしている。しかし毎日カフェでコーヒーを飲んでいると歯が茶色く着色する。こんな日常から早く抜け出したい。

「本屋」は最近ジュンク堂天神店が閉店して引け目を感じている。そもそも立ち読みしたいものを見つけることができない。っていうか立ち読みに関しては不寛容な世の中ではなかったんですか?本屋が潰れそうになって、許されるようになったのでしょうか……。

初期費用の要る「お絵かき」・「釣り」・「天体観測」・「登山」あとはサブスクの「ネットフリックス」・「LINEマンガ」なんてのはもってのほか。お絵かきはペンと紙さえあればいいのかもしれないけど、初期費用をかけない分絵に没頭できるのは凄い才能なのを留意してください。「ヒトカラ」も似たようなことが言えて、調子がいい時は楽しいけれどそれ以外はただただ虚しいです。

「ウインドウショッピング」は、買えそうなものを見るから楽しいのであって、買っちゃいけないものを見る趣味が人類に備わっているとは思いません。「映画」は一日1000円をオーバーしてしまいます。

「料理」に関しては、実家暮らしだと親の分まで作ることに意欲を削がれます。他人を配慮した飯など作って楽しい訳がなく、親になったからにはそこにやりがいを見出す責任が生じますが、子供でいる分には絶対に作りたくありません。

「ジム」に行くお金もありませんが、安価な町営のジムなどは考えました。しかし、なじみのある狭いネットワークの中で新たな人間関係が構築されることはリスクが大きすぎます。「ボランティア」も同じことで、人から何か感謝されるにしても、感謝されることに疲れませんか?

近くの「ブックオフ」に向けて売れるものを見繕って査定するのは楽しかったです。でも一回やってしまうと当分できません。癖になってなんでも売ってしまうといつか傷つきます。傷つくまでやめられない。

「バイト」は落ちます。「美容室」に行ってもいいですが、髪を切るまでの理由はありません。「TSUTAYA」はつまらなさそうなものともう観たものしか置いてません。「食べ放題」はスイパラを検討しましたが、カショオしかすることがない。「ギター」を借りてコードを練習していますが、すぐに飽きて一日10分潰せばいいほうです。長く続けると手が痛い。「youtuber」はどうも面白くなく、「googlemap」は目的地に迫られるからこそ見つめ甲斐があります。「裁判傍聴」・「人間観察」は自分が観察する立場だと思うから面白いのかもしれませんが、そんな傲慢な思考に至れません。自分を見つめていたいものです。「妄想」は暇な時に限ってムードをなかなか作れずいいものが浮かびません。「風呂」は一日一回入ってこそ清潔です。「川柳」「短歌」はすぐできてしまいそこで満足してしまいます。推敲も含めて単発に終わります。「日記」はすぐに書き上げてしまいます。読むのは年に四回くらいが妥当です。「テレビ」はつまらない。「ラジオ」も選ばないといけない、常に面白いわけではない。惰性で「寝る」のは自律神経を乱します。

その中でも検討の価値のあるもの

「写経」はやりたい。題材探しも暇つぶしになる。「瞑想」は向いてないです。暇をつぶせないムードの無い人が瞑想するのは向いてないですが試してみる価値はあります。「掃除」はレベルをどこまで徹底するかが面白そうです。掃除機だけで終わっていますが、雑巾がけ、窓の水滴取り、カーテンの洗濯などはやり甲斐があります。

でも、家でごろごろできればすべては解決するのですが、どういう訳か毎日外出してしまいます。なぜでしょう。

外出することで生き甲斐を感じる

コロナが流行ってから、外出自粛を強いられるようになりましたが、私は結構外出しています。都市高速を走るバスを乗客一人で乗って幸せでした。労働は搾取された面が私の周りでは取り上げられがちですが、そもそも労働とは自らの可能性を広げる行為であり、労働に携わることで書物から紐解く学問より還元率の高い学びを得ることができるはずなのです。つまり、労働は生き甲斐であるはずなのです。労働を理由に外出できるじゃないですか。私は何をするにも理由がありません。理由なき世界で意味を必死に探して街中を彷徨っています。

他に、単純な理由としては、家に居たら大嫌いなバイキングが流れるし、色々と親と趣味が合わなくて死にそうになります。バイキングは坂上さんが楽しくお仕事できない時点でキャスティングミスだと思います。

このように色々と考えることは楽しいです。学問をちゃんと学ぶことをしなくても、自分の頭の中にある関心事を突き詰めるだけで、実は時間が過ぎていきます。

考える価値のあるもの五つ

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