10年前のことなんか覚えてないよ

質問箱で「しろぴのワンピース心中10周年企画参加しませんか?」と言われたので参加した。ワンピース心中なんて、太宰治をなぞっただけの退屈なお芝居なのだが、私がワンピース心中を読む時、2013年のアーバンギャルドの危機について語らねばならないなあ、と思いつつ書いてみたら1500字になってしまい、500字なんてケチだよなしろぴは。と思った。心を鬼にして推敲して500字にしたけど、完全版をここに上げよう。



ワンピワンピワンピース……
ワンピワンピワンピース……

あなたはきっとワンピースを着てる。ポストみたいな色で、シンプルな形の。
私は制服を着ているだけの兵士でしかないのに。

私は、卒業しないとあなたに会えないの。戦争を何回も経験して、生き延びて毎日帰らないと、あなたと会うことすら許されないの。

あなたは窓の向こうの海に語り掛ける。月を持ってきてくれない?月をここに持ってきたならば、時をかけて多分次の次元に飛べるの。

戦争だな。と思う
2013年はなんでかわからなかったけどつらかった。テレビを観ていると、みんな言葉をつまらせてどもって、なんだか自分の思考を言葉の端々から断定されていることを恐れていたようだったし人の体臭がよく匂った。人々は壇蜜ブームだったこともあり、エロとか耽美の世界をひとつやふたつ持っていたし、エロというのは令和で言うエナジードリンクだった。なのに、自分がエロいこと考えてると見抜かれたくない人ばっかりだった。

今同じことが起こったら、私は書くことが忙しいから、屁の河童だけど、当時は凄く凄くつらかった。自分の中の思念が相手に読まれることがなんて気持ち悪いんだ!と自分の中で昂ぶる度に、バスの中で卒倒しそうになっていた。
というのも、私の心の中にはもうひとり別の人が棲んでいるなんてことは、ほぼほぼ10年後に知ることとなる。

まず、アーバンギャルドが解散しそうになっていた。2023年の全国ツアーで、2ちゃんねるも何も履修してない私がこの目で見たアーバンギャルドは、演奏がぐっちゃぐちゃで、5人それぞれ誰のことも誰も信頼してないことが目に見えてわかった。解散するのかな……でもいいや私には関係のないことだし!と思って、アーバンギャルドのグッズを全部捨てた。それが高校という戦場を卒業できるおまじないと思っていた。

模試の途中ですすり泣く日ができてから、模試が怖くなった。模試は問題を解いているようで自分と向き合うからだ。統合失調症を発症し、学校に行こうとする度どういう訳かさっき食べたご飯を全部吐くみたいな症状が現れた。学校には出席日数が足りてるから無理に行かなくてもいいことになった。なぜか取るに足らない小さなことでくよくよしてしまう。例えば化学の授業はクラスで一番かっこいい男の子が隣に来るのが嫌で、その男の子に触れるような想像をしたら実際に男の子に私が触れた感触が残ると信じて疑わなかった。自分の考えていることが、実際に起こるのだ、みたいなことを本気で信じていて、あとは模試の時誰かが咳払いが止まらなかったら、パニック障害を起こしてると本気で信じていて、めちゃくちゃ咳払いで私は誰なのかわからないその人に会話を試みて、助けようとしていた。誰もその苦労を解る人はいなかったけど。

強いて言うならば、私の心の中にいる人だけは私の苦労を知っていて、だから苦しかったんだろうなと思う。統合失調症を発症したのはその人のせいだと思う。思うに、私みたいなスピリチュアルな人は、二人の精神を一つの身体に宿して生きているので、二人の精神の機嫌を取るような暮らしをしていかねばならない。2013年は二人とも機嫌が悪かったので、大変だった。

それでも、明日よりも今日が大事なのは、たとえば模試で泣かす一瞬一瞬がその人にとって宝物だったんだろうか。まあ、2013年の冬は何も考えないようにした時と精神の季節だった。自分でも関心するけど、アーバンギャルドのことを考えるとボロボロになるのを自覚しないまでも、医者に言うまでもなく、ひとりで闘ってたんだよなと思う。

受験を終えて、大学でなんとなく入ったサークルにアーバンギャルドのファンがこれでもかというくらいいてびっくりしながら、新譜を聴いて、ワンピワンピワンピース……、は、当時わからない毒だった。

ワンピワンピワンピース……
ワンピワンピワンピース……

地球は月を飲み込み、一つの惑星となった。
戦争は、ひとつもなくなってしまった。
私のことは、あなたはどうでもよくなってしまった。

だけど信じてるの!
ワンピワンピワンピース!
あなたが生きてることを!だけど、死んでることを。

はてなブログに書こうと思ったことを書く。
なんか、漫画で痴漢を描写しているのを真似して痴漢しました、みたいな犯罪があるのをニュースで昔よくみて、「文化のせいで犯罪が増える」みたいな認識がゼロ年代にはあって、ぐしゃ人間が「ぬいぐるみに規制かけてみろクズよ」って歌ってたけど、どう考えても、文化のせいで犯罪心が芽生えたんじゃなくて、その人の悪の心が開花した時に文化のせいにしてとりあえず警察を納得させたいがための言い訳でしかないことになんか最近やっと気づいたんですよね。文化って、結局人間の営みに対しては無力だから、文化が「俺のこと悪者にしやがって!」って自我をもって、スピリチュアル的にその犯罪者を梅毒にするという仕打ち的なことはできないんですよね。文化が人間を見放すことはできなくて、だっていつか文化が人間を救うかもしれないから。そんな文化に悪を転嫁する人間の卑劣さって許せないよな。そういうところを取り締まれないかな?って思っていました。

昨日は眠剤が効かなくて、なかなか寝れませんでした。もうひとりの自分にいくらいつ収益化するか聞いても無駄だな…と思って、さっさと寝たんですが、朝の5時くらいから11時まで1時間おきに起きて、なんか寝てる夢の中で何度も起きておやつ買いに行ったり、服を断捨離してたりしてたんですけど、本当の現実で夢から覚めていると、「私はファスティングやってるからおやつを食う時間がないじゃん」とか「捨てる服なんてないじゃん」とか気づくんですね。本当にストレスフルな夢の目覚めだった。一瞬起きたとしても、「あ……これまだ寝るんだ……」と絶望してました。11時なると、「やっと起きれる」と思って質問箱とか返していました。

ファスティングをやっていると、8時間の中でしか食べ物が食べられないので、おやつを食べる時間はない。強いて言えば、8時間を超えて、我慢できない時間になにか食べたいみたいな野望はあるが、それを叶え始めたらダイエットできないので結局は買わないですね。あといいかげんクレカで買い物したくないですし。

先月携帯乗り換えとかしたくせにバンドルにチャージをする愚行をやっていたので、それだけでだいたい3万して、普段の買い物で3万くらい使ったのに、2万円借金もあって、大変でした。耳鼻科も4千円くらいしましたし。6月・7月は多分月に3万の余裕があるので、貯金できたらなあと思います。6月好きです。雨降ってると梅雨だなって思うし、梅雨の時期の雨の降ってない日がめちゃくちゃサイコーです。寺山修司は5月が好きだけど、私は6月が好きです。

最近の考え事は、noteをしているから、ツイッターがつまんなくならないといけないな、と思います。だけど、しょせんnoteは宿題なので、嫌々やってる節があるので、結局私が一番面白いのはツイッターなんだよなと思います。3000字超えたので今日はこのへんで。