見出し画像

【先生たちの課題は増すばかり?】

あけましておめでとうございます!
はい、早速、制定されてしかるべきですが…この新しい法律をご存知ですか?

教員による児童生徒性暴力防止法
2022年4月施行

昨今、教員の様々な課題が騒がれますよね。もう、教育現場は大変!
新年第一号noteは、教員のハナシをしてみたいと思います。

教育の課題①更新制度

教員の更新制度を廃止することが、決まりました。
数年に1度、免許更新のために数日間の研修を行うという、アレ。
研修の意図は理解できるものの、月曜日から金曜日までみっちり子どもらの教育に集中している中で、どうやって研修時間を捻出するのかが謎でした。
一般企業のように、ふと有給休暇を取れるような現場ではないですしね。
部活動でサービス残業も当たり前、その文化を見直す前に、負担ばかり増した制度に感じていました。

廃止になったのでひとまず安堵です。


教員の課題②メンタルヘルスケア

教員の休職者が、年間5000人ほどで高止まり中です。
教育現場って、残業の概念が無為、教育しか知らない職員らの視野の狭さがあるなど、様々な要因からメンタルヘルスケアが不得手な印象です。
根性論が強いというか。
教師って、子どもらにとってはスーパーマンのような存在ですから、そんな目で見られていると、自分たちが人間であることもつい忘れてしまう感じがしています。

文科省や厚労省は、昨今、教員のメンタルヘルスケアに警鐘を鳴らしていますね。
改善の余地あるテーマです。


教員の課題③性犯罪

教員の性犯罪というのは、なぜ起こるんでしょうね。
偉そうに書き綴っているワタシが、元来、教育畑の人間だったんですが(研修に行かないと教諭免許の効力が復活しない人です)、そのサービス対象である子どもらを守ってこそすれ、犯罪の対象としてしまう意識自体が不可思議です。
メンタルヘルスの専門職をやっていても、この心理はなかなかどうして理解ができない。

ただ…なぜ教育現場でのみ、こんな法律ができるんでしょ。
医療、障害、刑務所などなど、教員だけではなく、人の支援をする現場では残念ながら起こりえることだと思うんですよね。
声を上げる力に欠ける人たちは被害を受けやすい印象です。

今回の法律は、そんな人たちにフォーカスを当てる好機になるのではないかと感じました。
様々なフィールドで、広く適応する法律が作られて欲しいと願うものです。


解決をめざすカウンセリングルームを開きたい
ぱれぱれ