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すべてが新鮮に感じる初海外旅【EP2・タイ旅編】


熊本から福岡へ

初日、この日は、福岡空港発の10:00発の飛行機に乗るために、始発の高速バスに乗り込んだ。あとから振り返ってみると、そんな早いバスに乗る必要もなかったのだが、何せ自分たちでいく海外は初だった。飛行機に乗り遅れるなんてことはまっぴらごめんという感じで、睡眠を削った。


福岡空港着

飛行機で寝れない

福岡空港からタイのドンムアン空港まで約5時間半かかる。そこから、チェンマイの空港に国内線で飛ぶ。約2時間かけてチェンマイに到着する。

福岡→ドンムアン間はタイエアアジアで往復30000円、ドンムアンーチェンマイ間は片道5000円ほどだった。ほぼ北海道に行くのと変わらないので、意外とアジア圏であれば楽に行けることがわかった。まあ、旅行というものは学生にとっては、一番の出費であることに変わりはないのだが。


何度見ても飛行機の上からの景色は写真撮りたくなる

僕はこの旅の向けて、新しいカメラを購入した。この頃は、写真・動画系のアルバイトをするほど熱量がすごく、自分自身の専攻とは全く関係なくて親から心配もされたのだが、Goproと一眼を持って絶対に動画と写真たくさんとってきてやると意気込んだ。

僕は乗り物という乗り物のほとんどで眠りにつくことができない。長いこと旅を共にしている友人たちはというと、みんな爆睡している。自分だけが目を瞑っても眠れない。旅の最中はすごく興奮状態になって感覚が研ぎ澄まされているだろうか。大体帰ってから体調を崩すことが多い。

今回も例外でなく、行きの飛行機も1人だけ本読んだり、窓の外を眺めたりしていた。しまった!と思ったのは、映画やお気に入りの音楽をダウンロードしていなかったこと。次行く時は必ずと心に誓う。格安航空の5時間半は青春18きっぷのそれよりきついことを実感した。

タイ上陸。

高校の修学旅行でベトナム・カンボジアを訪れた時のことを思い出しながら、イミグレーションを通る。ハノイもこんな感じだったなぁと思いながら列に並んだ。驚いたのは、イミグレーションがハイテクになっていたこと。

高校生の時は、何か検問の方と話した記憶があったのだが、手を機会にかざして、顔の確認をパスポートでするだけ。ネット記事に書いてあった2万円分の現金所持の確認もされることなく通過した。肩透かしを食らった感じだ。でも、無事自分たちで入国できたのがすごく嬉しい。

SIM、両替、コンビニ

初海外の空港はテーマパークみたいだった。とりあえず事前に予約していたSIMカードを受け取ろうと場所を探した。SIMカードが使えれば、もう安心。自分がどこにいるのかはっきりわかる。携帯って便利だと感じる瞬間である。日本にいる時にはこんなものなくなればいいのにと思うのに。

次は両替所。お金を換えるというのもやったことないし、どこがレートがいいのか、色々調べてみる。レートがいい両替所はバンコク市内にはたくさんあるのだが、この日はバンコクに行けないので、空港の中で一度換金することにした。面白い、全てが面白い。お金を換えるだけでこんなに面白いなんて思わなかった。


スラム街

バンコクの空港内には、セブンイレブンがあったので、そこで水を買う。残り3時間どうやって時間を潰すか話あったが、とりあえず昼ごはんを食べようということで、空港から外に出る。ドンムアン空港は高速道路沿いにあるのだが、歩道橋を渡って反対側に行ける。反対側に行くと、また空港とは全く違う景色が広がっている。寺院が並び、ちょっと奥に入ると、川の上に住居を構えている人もいた。これが現実化と思いつつ歩く。

ちょっと歩くと、麺類のお店があった。とにかくお腹が空いていたので、入る。メニューを見たのだが、見たことない麺類だったので、適当に頼む。


相当辛かったという記憶

この麺がひたすらに辛かった。ただでさえバンコク暑いのになんでこんな辛い食べ物チョイスしたんやっていう感じだった。今見るとこの器かわいいとか、食器が金色ってタイらしいなとかいろんなことを思う。確か頼んだのは牛肉こんにゃく麺だった気がする。未だにこの料理の名前がわからないので、誰か知っている方がいたら教えて欲しい。

2時間の遅延と引き換えにコーンパイ。

昼ご飯を食べ終わって、空港に戻ってきた。それでもまだ、2時間ほどあったが、早めに搭乗手続きを終わらせて中に入ることになった。この3人は本当に個人行動が過ぎるのだが、まあ僕も個人時間欲しいので成り立っている。お互いに自由時間ということで搭乗時間まで空港内を探索することにした。

僕は、ウロウロしていたのだが、意外にもフードコート以外何もなかったので、飛行機が飛び立つのを眺めて写真を撮っていた。それにも飽きて、早めの夕食をフードコートでとる。タイのフードコートは、ICカードみたいなものにチャージ式で支払うのだが、それを知らずに現金で払おうとしたら、店員さんが優しく教えてくれた。なんてめんどくさいことするんだろうと思ったが、何か理由があるのだろう。

カオマンガイってタイ料理だっけと思いながら食べる。薄暗いフードコートは、何かちょっとしたアングラ感が漂っていた。

搭乗時間が近くなり、ゲートに向かったのだが飛行機が遅れているっぽいアナウンスが流れた。なんで遅れてるんだろうと思って、英語の練習がてらCAさんに聴きに行った。「機材トラブルで1時間ちょっと遅れるという。その代わり、お詫びでコーンパイを渡す」と言われた。僕は、コーンパイが食べたかったので、願ったりで3人分のコーンパイをもらって戻った。

時間を巻き戻すと、空港をウロウロしていた時、僕はマックに入ろうとした。でも、基本的に全部空港料金で日本よりも割高に感じたので、単品ならと思って、物珍しいコーンパイを頼んだのだが、なぜか売り切れになっていた。その理由がこれだ。航空会社が買い占めていたのだ。

結果的にはコーンパイにありつけた。これが美味しかった。日本でも是非売ってほしい商品だ。その後無事に飛行機に乗り、タクシーに乗って宿に着いた。

次回はチェンマイ編に続く。



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