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「仕事が嫌なので帰ります。」

僕が雇われている会社にも、フレックスタイム制度がある。
これを使わない理由はないよねという話。

今日は15時半に上がることを今朝決めた。
仕事に支障はない状態にしておけば、人生は会社だけの時間ではない。

僕の隣のデスクに父親と同い年ほどの還暦になる大先輩がいらっしゃる。その大先輩は僕に対して「若い頃の私にそっくりだ。」とよく言って可愛がってくれる。
僕はその人を“お父さん”と愛称で呼ばせていただく。

その“お父さん”に早上がりを伝えると「何かあるの?」言われる。

だから僕はこう答える。
「仕事が嫌なので帰ります。」
もちろん半分は冗談だけど、半分は本気だ。

その“お父さん”は大きく笑ってくれる「私も同じだ。」と言いながら。
そのやりとりに僕の顔も笑みが溢れてくる。会社の中でこういう何気ない会話が一番面白い。


自分の興味だけで仕事ができないのは百も承知。
その上で自分がやりたいことをやるために、やりたくないこともやらなきゃいけない。文句言われるうちはやり切ってない。言われないくらいやり切ってしまえ。

だからやりたくないことをやり切った後は、自分がやりたいようにするだけだ。

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