三嶋さつき 連載 『ひびときめき、きょうてりやき』 〈38〉
2022/03/01
火曜日
昨日までの春のような陽気から、曇り空のひんやりとした空気の朝。
三日間滞在した、京都とはしばしのお別れ。
昨日は、夜の9時から2時間くらいで撤収が終わって、すこしそのままみなさんと飲んだり話したり。
疲れて眠たいのと、お酒が入っていたことであんまり覚えていないが、旅の話とか懐かしい話だったような気がする。たわいもない話。
ものすごくあっという間に過ぎた1ヶ月、京都で過ごした数日間はとっても濃密で、ああ、たのしかった。
日常のお仕事もある中で、お昼や夜にいろんなところに連れて行ってくれた同い年のみやむらさん、ベリーショートヘアーがめちゃくちゃ似合う素敵なちゆみさん。
Lenのスタッフの皆さんそれぞれ個性的でたのしく、すこしの間だけ仲間が増えたような、つよいきもちになれる時間だった。
ほんとうにありがとうございました。
ここで、このタイミングで絵を見てもらえる機会をいただけたことに、心から感謝です。
いま、帰りの特急電車の中で書いているけれど、もうすでに身体も心もどろどろに溶けそうなほど疲れているので、明日からまたこの時間を励みに、ゆっくりとがんばろう。
ちょっとでも進化した状態で、また帰ってこれますように。
京都では、ちょうどいろんな方々が京都を離れて過ごすという時期が重なったみたいで、話を聞いているとみんな東京や都市部などではなくて地方。
日本のいろんな場所に、未来を持っていく人たちの話や声を聞いていると、こちらまですごくわくわくした。
18歳で東京に出るまで都市へのあこがれはとてもあったけれど、いまはほとんど興味がないのかも。能力や時間やお金が、あっさりと消費をされるようなものに対してはとくに。
むしろ情報の少ないといわれる地方で、なにかできることをさがすほうに興味がとても湧く。
ここ最近、じぶんがやりたいことについて言葉にできないもしくはならなくて、でも感覚的にはおなかの中にしっかりとある状態がつづいているのだけれど、すこしずつ粘土でかたちをつくるみたいに、こねこねしていこう。そして、問われたときにちゃんと伝えられるようにしたい。
ものすごくねむたいし、うとうとしたいのだけれど頭のなかで言葉が止まらないので、ここに書きおきます。
まずはあったかいお風呂に浸かって、泥のように眠ろう。
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2022/03/05
土曜日
7時半くらいから、何度もアラームで目が覚めて寝ての繰り返しで、8時半ごろ起きる。
久しぶりの鎌倉の朝だー!
春みたいにあたたかい。犬の散歩に出ると、薄着なのに暑く感じた。太陽の陽射しがぽかぽかする。
これはさぞ、花粉もよく飛んでいるのだろう。
昨日、和歌山から帰ってきてから荷物の山がそのままだったので、少しずつ片付ける。
だいたい片付いてきたかなと思ったころに、ヤマトさんが京都からの荷物もさらに届けてくださった。ダンボールの山です。
冷蔵庫には何もなかったので、出前をとりつつ片付けをして、お昼休憩。
すっごくねむたい。春だからかな?
ああ、確定申告もやらなきゃ。
あれもこれも。。。
と、頭がぐちゃっとなる前に、身支度をして出かける。
今日は夕方、都内のギャラリーで企画展の打ち合わせがあるので。
企画展にそもそも絵を出したことが片手で数えられるほどしかないので、とてもたのしみ。
すこし悩んだのだけれど、チャレンジの思いも込めて参加させていただくことにしました。
5月の、きっと気持ちのいい時期です。
はじめての場所なので、少し緊張もする。
ひとつひとつ、がんばるぞー!
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