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EVERYTHING FLOWS #37 by illustrator はるやまひろし

—— 春の訪れと暖かさが楽しみな一枚。


絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。


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2022.1.13(THU)
ARTIST : HEAVENLY
ALBUM : LE JARDIN DE HEAVENLY

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HEAVENLY(ヘヴンリー)
イギリスを拠点に活動していたインディー・ロックバンド(1996年に解散)。1986年に結成された前身バンド TALULAH GOSH 解散後に、ヴォーカリスト、アメリア・フレッチャーらが中心となって結成したヘヴンリー。「Le Jardin de Heavenly」は1992年発表の2ndアルバム。


これぞインディーズバンドな一枚。手作り感といい、上手さよりも情熱が伝わる演奏、前のめりで思わず足を一歩前へ踏み出しちゃいそうなドラム。キュートだけど、どこか強さを秘めたヴォーカル。

一言でかわいいバンド。と言って収められなくもないし、飛び抜けて、歴史に残るアレコレという感じのアルバムではない。けど、そんなイージーでクールには通過出来ないなー。

このアルバム、好きだな。聞いた時の感触のようなものが。丁寧な曲の造りが、アルバムを甘口にさせ過ぎす、通して楽しめる。音楽が好きで、自分達のバンドが好きというのが伝わって来る。もしバンドを組むと妄想するなら、そんなバンドがいいよね?

ヘヴンリーの「Le Jardin de Heavenly」は翻訳すると「天国の庭」。とはよく言ったものだと思うけど、個人的には春を想起する。柔らかい光であったり、新緑の訪れであったり。まだまだ早いけど、春の訪れと暖かさが楽しみな一枚。

I Fell In Love Last Night

ヘヴンリーのデビューシングルから。最初からメロディーへのこだわり、ハンドメイド感のある丁寧な曲づくりが感じとれる。


C Is The Heavenly Option

アメリア・フレッチャーがアメリカのインディーズバンド、ビート・ハプニング& K Records 主宰カルヴィン・ジョンソンとデュエット、掛け合いが最高。実はヘヴンリー、最近まで知らないバンドだったんだけど、K と関わりあるのを知って、聞く1つのきっかけになりました。

P.U.N.K. Girl

ヘヴンリーがアメリカのオリンピアの K Records に乗り込んだ?テロップから(私のいい加減な英語力と想像ですが。笑)。私の好きなのばっかり。なんにせよ楽しそー。


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はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama


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