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EVERYTHING FLOWS #38 by illustrator はるやまひろし

—— 彼はストレンジャー。


絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。


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2022.1.19(WED)
ARTIST : ISAYAHH WUDDHA
ALBUM : INNER CITY POP

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どこから来て、どこへ行く音楽なんだろう。彼はストレンジャー。

2020年の年末頃、『ISAYAHH WUDDHA(イサヤー・ウッダ)』という京都を拠点に活動する、聞き慣れないアーティスト名を目にして、そのまま聴いて、そのままタワレコオンラインで買った。

明らかに私の知らない個性がそこにあったから。

さて、

妙な心境です。今、この記事を書いている最中、2022年1月17日にイサヤー・ウッダのツイッターで、予定されている京都公演二回をもっての活動停止が発表されました。ここ1、2年程、好んで聴いていたしアーティストだったので寂しいです。1人で聴くのはもちろんだけど、何か人と聞きたくなるような音楽で、個展でもかけたし、友達にオススメしたりした。うーん。ほんとどっか行っちゃうのか。何年か後にプロジェクト名が変わるかなんかして飄々と活動再開してほしい。





さてさて、

音楽の話をしたいな!

イサヤー・ウッダのチャームポイントは明らかな「異質感」。私の頭のライブラリーの中での話にはなるけど、他ではなかなか聞けない個性なんだ。

何処かアジアを感じる音楽的な部分やジャンルを飲み込んだような音楽面が特徴として挙げられると思うけど、それを宅録な音でポップスにとしてまとめあげている。質感がとても良い。

彼は日本語を使って表現をするわけだけど、遊んでいるように韻を踏んでいるとも、ポップスを詠んでるとも言える独特な感じ。言葉の乗せかたや、日本語の解釈がこっそり拡がったようで嬉しかった。

面白くて好きなのは、イサヤー・ウッダの音楽を聴いていると才気をシャワーのように感じられるんだけど、聴いているとき、チカラがこんな抜けちゃっていいのかなってくらいチカラが抜けていくところ。境界線はぼやける。まどろんでしまう。

彼はストレンジャー。

ハヴ・ア・ナイス・デイ。

『I shit ill』



『YOUMAKECRY』


妄想バンドティーつくりませんか?

はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama


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