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【 完結 】 COLLECTIVE 2021 レビュー

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COLLECTIVE 2021 に集まった ZINE を紹介していきます。会期中の間にひとつひとつレビューをアップしていきます。タイトルに【 REVIEW 】がついているものをぜ…
運営しているクリエイター

#埼玉県

COLLECTIVE INFORMATION

8月に PARK GALLERY で開催された、47都道府県さまざまな地域を拠点に活動するクリエイター・アーティスト・表現者による ZINE の展示・販売エキシビジョン『COLLECTIVE』の、九州への巡回が決定しました! 巡回先は九州は佐賀の温泉街『嬉野』にある人気のコーヒースタンド『おひるね諸島』です。川沿いの元保養所をリノベーションして生まれた『おひるね諸島』には、本屋、ギャラリーも併設されていて、佐賀市街地はもちろん、福岡や長崎からもたくさんの若者が集まる話題のお

【 レビューあり 】 おきおよぐあじ 『UGO vol.1』 埼玉県

ZINE REVIEW by 加藤 淳也(PARK GALLERY) — この世界に必要なのは「そうぞうりょく」。 幼稚園の頃、自由に組み合わせることができるブロックを使って、大きな城や、恐竜をつくっていたら両親に「すごい」と褒められた。「そうぞうりょくが、ゆたかだ」と言われたことを、子どもながらにうれしく思ったし、それを抱えたまま大人になったと思う。いまもこうしてギャラリーを運営したり、クリエイティブな仕事をしながら暮らせているのは、あの時から「そうぞうりょく」を育

【 レビューあり 】 forestart 『ANOTHER WORLD TOUR BOOK VOL.1~洋館~』 埼玉県

ZINE REVIEW by 加藤 淳也(PARK GALLERY) 中学の時、東京から山形の田んぼの真ん中の学校に転校することになった。何度目の転校か。友人との別れには慣れていた。学校や環境が変わるということよりも、東京にいれば飢えるはずのなかった『遊び』を奪われる感覚に、子どもながら絶望感を覚えたのを、昨日のことのように思い出せる。 学校の勉強よりも『遊び』が教えてくれることが大きかった。都会の小さな公園で、ありふれた遊具で、ルールで、どうすれば死ぬほど笑って思い

【 レビューあり 】 kotoko ogawa 『OMEKASHI NO KIMOCHI spring』 埼玉県

ZINE REVIEW by いのうえ あかね(PARK GALLERY) 「作品の絵のまんま」と言っていいほどの、やわらかいオーラをまとった kotoko ogawa さんが届けてくれた ZINE『OMEKASHI NO KIMOCHI spring』をご紹介。 

kotoko さんは、昨年から『HOLBEIN』というメーカーの色鉛筆を使って小さな絵を描くことをはじめたそうだ。その柔らかさと印象派のような色に惹かれた kotoko さんのイラストは、画材の特徴を生

【 レビューあり 】 Naoko Kayashima 『真夜中のドーナツ屋さん』 埼玉県

ZINE REVIEW by いのうえ あかね(PARK GALLERY) 中学生の頃、勉強嫌いなわたしはよく教科書の片隅の余白にらくがきをしたりして苦手な授業の時間を潰していた。よくあるパラパラ漫画とかも描いてみたり、らくがき程度のクオリティだけれど友だちにみせたりして遊んでいた。 その時感じていたささやかな楽しみの感覚に近いような、ちいさな物語をたのしめる1冊の ZINE が届いた。 Naoko Kayashima さんによる『真夜中のドーナツ屋さん』。 この

【 レビューあり 】 SHIO 『GIFT』 埼玉県

ZINE REVIEW by いのうえ あかね(PARK GALLERY) 『GIFT』と名付けられた ZINE の表紙は、A5サイズのおおきな封筒に見立てられた1冊となっている。どんなものが届いたのだろうか。封を開ける時のような、ワクワクとした感情が掻き立てられる。 イラストレーター SHIO さんから届いたものだ。 最近の SHIO さんの作品の中でよく描かれている『犬』のモチーフと、『手紙』をテーマにしたイラスト集となっている。 ページを開いてみると、パッとみ

【 レビューあり 】 INU HARUNA 『ROUTINE』 埼玉県

ZINE REVIEW by ミゾテケンタ(ゲスト) 僕は、他人から頼まれたモノを形にすることが大半になってしまった。それは、ある程度自分がソレをできるからであって、誰でもできることじゃない。ただ、ふとしたときに今までの自分自身を振り返ってみると、自分を象徴するような「形」がない。なんてことがある。 「アート」と「デザイン」にはそのくらい大きな距離があると思う。 だから僕自身、アートの世界には足を踏み入れないようにしている。決して悪い意味ではなく、ただ単純に怖いから。