猫背で小声 season2 | 第5話 | オコるヒト
いつの日かこんなことがあった。
姪っ子2人がまだ幼稚園の頃。
ぼくは精神的に具合が悪かった。
そして気持ちの面で苛立っていた。
そんな中、いつものように姪っ子はウチに来て、ギャーギャーと、まわりを気にせず自分たちの世界で騒ぎ出した。
ぼくは精神的に具合が悪いと、その内容に関わらず人の「声」すら気になり、過敏になってしまう。そんなわけで、騒いでいる姪っ子たちに対し、ぼくは怒鳴ってしまった。
姪っ子たちは酷く驚いていた。
ぼくの名前は「まなぶ」というので、姪っ子から「ぶ