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【 完結 】 COLLECTIVE 2022 レビュー

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COLLECTIVE 2022 に全国から集まった ZINE を PARK GALLERY 加藤が1つ1つ向き合いレビューしていきます。まだ触れたことのないパーソナルな ZINE…
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COLLECTIVE レビュー #19 ぽつねんとして、『ともこ』(愛知県)

ZINE を作るプロフェッショナルといってもいいと思う。   2020年から3年連続で参加してくれている鈴木恵里(イラスト)と松山由佳(テキスト)による ZINE ユニット「ぽつねんとして、」。 それぞれが美術家としても活動する2人。毎回、工夫に工夫を重ね製本された ZINE は、見る人たちを楽しませてくれる。去年、一昨年は、noteで連載している《ふたりごと》の2019年分と2020年分を掲載した ZINE でのエントリーだったが、今回は「ともこ」というなんとも不思議なタイ

COLLECTIVE レビュー #18 牧角春那『公園のあの子』(東京都)

2020年にイラストレーターとしてのキャリアをスタートさせ、2021年に自身の描き溜めた作品をまとめた初のZINEを制作し COLLECTIVE にエントリー。そして今年も参加してくれたイラストレーター牧角春那さん。2年という短い期間で、このクオリティのイラストを描けるのかと驚いてしまったが、プロフィールを見ると多摩美出身で、MJ イラストレーションズにも通い、ザ・チョイスにも入選している実力派だ。納得。   昨日レビューしたマサキヒトミさんと先週まで一緒のグループ展に出てい

COLLECTIVE レビュー #15 マサキヒトミ『HITOMI MASAKI』(東京都)

もう何年も何回も言ってきたことだけれど、COLLECTIVE をやっててよかったなと思えるのは、好きな作家さんに新たに出会えること。Instagram という大海原では出会うことがなかったかもしれない作家さんの ZINE が届いた時、本当にやっててよかったなと思える。参加者全員に対してそう思いたいけれど、ぼくの心はそんなに都合よくできていない。数人いればいいなと思う。 COLLECTIVE 2022 ZINE レビュー #15 マサキヒトミ「HITOMI MASAKI」