作品紹介#2『Time and , Flowers and people』
作品解説
花は身近な存在であるがゆえに、人々は一般的な関心しかもたず、「綺麗」「力強い」「儚い」といった一般的な感想として消化される。私はそこに疑問を持っていた。実際には瞬間の状態ではなく、時間の経過と物質がもたらす変化の過程こそが重要であると考えるからだ。この作品では、写真を劣化させ、目に映ることのない時間の経過と物質の瞬間の状態、異なる二つの時間を共存させ、花の本質を模索することを目的としている。
文化芸術・アートへの想い
知識を得るために本を読むように、何かを得るためにアートに関わり、制作を始めました。それは新しい知識を得ることや気分転換の時間を持つことであったり、多くの人が芸術鑑賞に求めていることと一緒だと思います。得られるものの中にはポジティブなものだけでなくネガティブなものもありますが、それも含めて新しい見方ができるところが、アートの魅力であると私は思います。
作者プロフィール
過去実績
「創造する遺伝子」
自身が双子であるというコンプレックスと向き合うために制作
「旅と文学」
本から本へと文学作品を旅し、作品を制作。作品制作出発点の本は、安部工房「カンガルーノート」。
あとがき
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