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作品紹介#7『未来 ン the sky』

[作品]未来 ン the sky
作品タイトル「未来 ン the sky」作:成瀬 凜(Rin Naruse)

作品解説

鏡は私がそこに存ることを写し出してくれる。移り変わる空と写り変わる私。今、この瞬間しか撮れない空と私。

文化芸術・アートへの想い

アートは、私たちが食事をするように、生活する中で自然に行われている循環だ。数多くのアートに動かされた感情や発想は、自分の中で消化されて、別のもの、新しいものになって出ていく。その繰り返しにより過去から現在、そして未来へと受け継がれているのだと思う。

作者プロフィール

成瀬 凜(Rin Naruse)
17歳  都立工芸高等学校2年デザイン科(2022年作品制作時)
「誰”鏡”ている いや”ミラー”れている」をキャッチフレーズに「自分を自分で撮る」セルフポートレート作品を撮っています。
主な実績
・『鏡の凜』写真展を開催(2021)
・GENIC vol.61 想いを運ぶ写真術 雑誌特集掲載
・写真コンテスト「IMA next」#26「WOMAN」グランプリ受賞
 審査員 蜷川実花

過去実績

「私を倒してから行きなさい」
鏡を置けば、私は、どんな場所にでも出現することができる。敵にも味方にもなれる。

「ここから飛び出してみたい」
飛び出したい子供と注意喚起をする大人。その狭間に留まる17歳の私。交通ルールは守りましょう。

あとがき

画面に窓枠のような別の空間が現れるこの作品、コラージュにも見える独特の画面構成が、見る者に非日常を感じさせ、鏡越しの眼差しは見る者と見られる者の関係を改めて問いかけます。

東京都立工芸高等学校デザイン科教諭 川人武

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