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作品紹介#3『情伝導』

作品タイトル『情伝導』(作:隼 / Hayabusa)

作品解説

煌びやかで冷たく、すし詰め状態の都会で、感情や行動が連鎖する現代社会を表現した作品です。1人の負の感情や行動が金属の熱伝導のように様々な影響を及ぼし、人々を苦しめる。新宿では様々なコミュニティの中で仕事をする人が、神経をすり減らしながら生きている思います。そんな人達が、少しでもその異常性に気が付き、自分の磨き上げた輝きを大切にして欲しいという思いを込めました。

文化芸術・アートへの想い

芸術は時代や場所、価値観や好みで変幻自在であり、その重みも多様だと思います。個人それぞれがさまざまな選択軸を持ち、自身を豊かにしていく事が芸術の醍醐味であり、僕のような若者にもっとも必要な物であると考えます。これからも自分を表現し、主張する手段として、芸術を大切にしていきたいです。

作者プロフィール

隼 / Hayabusa
アートやデザインを主軸に様々な活動しています。ストリート文化で培った価値観や経験を活かしながら、 自分だけの表現を日々追求しています。 行政公認の壁面制作、イラストを提供、アパレル制作等実績があります。現在は、日本工学院専門学校デザイン科で学びながら、個人でもアートやデザインの他に、BMXライダーとしてモデルとしても活動中です。

過去実績

「My Home Is Here」
横須賀市から依頼を受け、「横須賀」をテーマに作成。横須賀の魅力がインターネットの世界から飛び出す様を表現。

「情報操作的反射」
コロナ禍で情報が拡散し、踊らされ、混乱する様を インターネット上の曖昧な形と情報の不確実さ、 流れの速さを共に表現した作品。

「Interact」
ブランドやインフルエンサーなどの影響力からなる、思想の歪みによる間違った正義を表現した作品。高級感やブランドからなる美しいという感覚が銃器の残酷さを覆いかぶし、本質に誰も気が付かない。

あとがき

これまで培った技術力と表現力をベースに、さらなるステージを目指して邁進している様子が、作品に反映されています。骨太なメッセージも頼もしく、今後の活躍がとても楽しみです。

日本工学院専門学校 デザインカレッジ デザイン科

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