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生理に革命を起こすTHINX

ナプキンよ、サヨウナラ

THINXは生理用アンダーウエアを販売するD2Cブランド。生理用アンダーウエアというカテゴリは昔からありますが、これらのアンダーウエアは、あくまでもナプキンやタンポンなど生理用品と併用して使用することが前提です。ここに革命を起こしたのが、THINX。なんと、生理用品を着けずに、生理ウィークを過ごすことができてします、革命的なアンダーウエアなんです。#プロ消費者 の名にかけて、自腹を切って試してみましたよ!ちょっと生々しい話になるけど、スゴイ商品なんで我慢して付き合って欲しいです!

4枚のレイヤーでモレをガード

上のイラストを見てもらうと良く分かるのですが、仕組みとしては、4枚の布が血液を吸い取ってくれる仕組みになっています。

肌に直接あたる1層目は、速乾性のあるコットンを使用。2層目は、消臭機能がある素材で、気になる生理の匂いをブロック。3層目は、吸収力の高い布を使用し、血液を吸収。そして、アンダーウエアの一番外側の4層目は、モレを防ぐバリア的な撥水加工がされた素材が使用されています。

シルキーな肌触り

まず、肌触り。コットンというより、シルクのような肌触りで、ナプキンを着けずに直接履いても、全然不快感がありません。私が以前日本で買った生理用アンダーウエアは、ウォータープルーフのナイロン素材で、カサカサしてとても直接履く気になれませんでした。

軽い、薄い、ラインに響かない!

4層からなるアンダーウエアということで、めっちゃゴアゴアしそう....パンツを履いた時、ラインに響きそう....と思っていたのですが、見事に期待を大きく裏切られました。普通のアンダーウエアより、気持ち厚いかなくらいで、とても軽いです。

私が購入したのは、Cheekyというちょっと小さめのアンダーウエアと、Thong(日本だとTバックというのかな?)。ピッチりしたパンツと履いても、どちらもスタイルもラインがパンツに響くことがありませんでした。これ、結構スゴイことですよね?生理中なのに、ピッチりしたパンツや、Thong履けるって、信じられなくないですか?

ナプキン無しでいけるか?

ブランドによると、生理用品と併用しても、単品でもどちらでも使えるとのこと。商品のスタイルにもよりますが、タンポン1本~2本分くらいの血液を吸収することができるようです。併用無しでやってみるか?とも思いましたが、さすがにそこまでの勇気はありませんでした。

私は普段、ナプキン+タンポンの2段構えなのですが、ナプキン無しでタンポン+THINXで使用してみました。万が一出血が多くなったり、また長時間トイレに行くことができない時のバックアップとして、良いと思いました。

吸収した血液はどうなるか?

他の生理用品と併用しなかった場合、血液は全てTHNIXのアンダーウエアに吸収されます。出血量にもよりますが、2~4時間くらいで取り換えが必要ですよね。履き終わったアンダーウエアには、たくさん血液が吸収されているので、洗濯機に入れる前にさっと洗い流す必要があるようです。家にいる場合はいいですけど、職場とかでは少し難しいかな?オフィスのトイレの洗面所で、血液がついたアンダーウエアを洗っている人がいたら、さすがにおえ、ってなりますよね。

タブーに挑むマーケティング

THINXは商品そものも良いですが、マーケティングも強力です。自らタブーに挑戦と言ってまして、NYの駅に女性性器を連想させる(というか、それが狙い)巨大広告を出して炎上し、話題になりました。

D2Cブランドのスタンダードになりつつありますけど、リアルサイズのモデルには、当然のようにフロー(傷やストレッチマーク、時にムダ毛まで)が加工されずに残っています。パッケージにも、多様性を重視したイラストが採用され、inclusive marketingのお手本とも言えます。

Instagram Storiesでは、生理について赤裸々に語るコンテンツが公開されています。THINXは、生理が始まったばかりのローティーン向けのアンダーウエアのラインもあり、若い世代への性教育を通して、ブランドのエンゲージメントを高めています。

女性の多くが何かしら悩みを抱える生理問題。レディーたるもの、公に話すものではないとされていましたが、身近な問題だからこそ、ちゃんと話せる場が必要だったし、問題に対してのソリューションが必要でした。

語りにくい問題を、今時風に絵文字をたくさんつかって、カジュアルに、でも真剣に語るコミュニケーションスタイルには、ミレニアルズブランドっぽくて、好印象です。

Takeaways

1) THINXの生理用アンダーウエアは、タンポンとの併用で無敵化する

2) 多様性を重視するinclusive marketingで、ミレニアルズ世代、Z世代の支持を得る

3) emojiパワーで、カジュアルにタブーを語る

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