アルルカン模様の服
お互いの服のセンスもサイズも似通っていて(脚は彼女の方が15cmほど長いが)気が合う、ヴィンテージ服ディーラーの友人L。
明らかに彼女の影響で興味を持ち、好きになったのがアルルカン柄である。道化師の服の菱形モチーフ。
アルルカンと言えば1980年代の流行が思い浮かぶけれど(イヴ・サンローランとか)、1920-1930年代のアール・デコ時代にも人気だった。構成が幾何学的だし、ピエロにつきものの憂いある退廃的な雰囲気が時代の空気に合っていたのだろうな、と想像したり。
ピエロ御用達だけあって、わかりやすくクレイジーな意匠。高彩度の赤、青、黄、緑。菱形が大きければ大きいほど狂気が増していい。
シンガーソングライターのルー・ドワイヨン(ジェーン・バーキンとジャック・ドワイヨンの娘)が部屋着にしているのに気づいて以来、ますます欲しくなっている。ヴィンテージじゃなくていいし、なんならパジャマのパンツでもいいので、とにかく欲しい。
1970年代のジャケットで、ほぼアルルカン模様と言えるものは持っているのだけれど、ちょっとパターンが変則的なのだ。