「人間が自由に幸せに生きるためにはどうすれば良いのか」 〜ドラッカー思考の原点〜

マネジメントの父と呼ばれるドラッカー。

ユニクロ、ソニー、IBM・・・多くの企業がドラッカーの思考を基にして事業を成功させました。そのドラッカーの思考の原点はどこにあるのでしょうか。

それはたった一つの疑問から生まれました。


「人間が自由に幸せに生きるためにはどうすれば良いのか」


組織社会となり、人は皆何らかの組織に所属している現代、「人間の幸せ」がどうすれば生まれるのかを思考しました。

そしてその答えもすでに示しています。

人間が幸せになるためには3つの条件を満たさなくてはいけません。


①位置が明確であること

企業や学校等、何らかの形でグループに属していることが必要です。人は社会的動物だからこそ、何らかの組織に属していると明確に実感してこそ、幸せを感じるのです。


②機能する

組織に属しているからといって何もしないでいてはダメです。組織に属し、さらに機能していることが求められます。グループや会社に役立つ仕事をしている、貢献していると感じられるかどうかが極めて重要です。


③権力に正当性が必要

組織に属していると必ず発生する権力の問題。より大きな権力を持つものが、権力を持つ理由に正統性がなければいけません。理由もなしに大きな権力を持つものに対して人は反発してしまいます。


抽象的で分かりづらいかもしれませんが、要するに「ちゃんとした組織に属して、貢献していると実感している状態」であれば、人は自由に幸せに生きることができると言うのです。

この考えが必ず正しいかは分かりませんが、少なくともドラッカーはこう考えました。そして、そのために、人が幸せになるために・・・

ドラッカーは組織マネジメントを構築しました。


ドラッカーのマネジメントを読むと、ドラッカーが人を本当に大切に思っていることがよく分かります。

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