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足るを知れば、視点を外に向けられる

先日のnoteで、「企業は社会問題を活かすべき」と書きました。まだ読んでいない方はこちらをどうぞ。

こんな記事を書いておいてなんですが、現実問題、すべての問題を活かすことはできません。企業が環境問題に取り組んでも地球規模の問題は依然として残りますし、人種差別の問題は1つ解決されても新しい何かが生まれたりします。

では、組織は『社会問題』にどの程度まで取り組むべきでしょうか?

企業、大学、病院などの組織は社会が抱える問題に対して、どの程度まで責任を取るべきなのでしょうか。

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▼まずは組織本来の目的を果たそう!

どんな組織であれ、社会に必要だから存在しています。だから、組織が最初にすべきことは組織本来の機能を果たそうとすることです。社会問題解決も無視できない大きな課題ですが、組織は最初に本来の役割を果たさなくては意味がありません。

企業は人々の悩みを解決する、病院は人々の苦しみを救う、学校は人々の知識欲を満たす、まずは組織本来の役割を果たす、その上で社会問題に取り組むべきです。

社会問題は組織が取り組むべき大事な課題です。でも、そのために組織本来の機能を蔑ろにしてしまっては本末転倒なんです。

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▼『組織本来の役割を果たす』ために、『必要な利益の最低限度』を知るべき

組織が組織本来の機能を果たすために必要なことは、「どれだけの利益があれば組織本来の機能を果たせるか」ということです。

『足るを知る』ことが必要です。

「年間1億円の利益があれば役割を果たせる」と知る組織は、余った1,000万円を社会問題解決に投資することができます。逆に「必要な利益の最低限度」を知らない組織は、いつまで経っても十分なお金を理解できず、社会問題に目を向けることができないでしょう。

先日、Netflixが未稼働顧客のアカウントを停止することを決定しました。Netflixのようなサブスクシステムは未稼働顧客から得る収益も利益として計上するのが普通です。でも、そうしなかったのは、彼らが『必要な利益』を知っていたからです。『足るを知る』からこそ、「未稼働顧客という問題」を解決することに焦点を当てれたのです。


▼まとめます

組織はまずは組織本来の機能を遂行する。その上で社会問題に取り組むべきです。そのために『足るを知る』、つまり『必要な利益の最低限度』を知ることが必要です。必要十分な利益を知っているからこそ、組織は余剰利益を社会問題に当てることができます。

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▼補足 『足るを知る』サラリーマンは挑戦できると思う

上の記事で『足るを知る』企業は、社会問題に目を向けられると書きましたが、同じようなことがサラリーマンにも言えます。

つまり、『足るを知る』サラリーマンは、視点をより広く考えて行動できると思います。例えば、『月の生活費が10万円で十分と知る』サラリーマンは余ったお金を趣味に費やすことができますし、今の仕事が嫌なら辞めることもできます。

だから、自分に『必要なコストの最低基準』を知っておいたほうが良いと思います。これやっておけば、割と人生自由です。

私の場合、『月に15万円程度稼げば生きていける』と思っているので、嫌になったらいつでも仕事辞めればいいし、やりたいことがあったら余剰利益をどんどん使っていけば良いと思っています。ちなみに、私がミニマリストになった理由の一つが『生きるために必要なコスト』を抑えたかったからというのもあります。

自分の『足るを知る』。オススメですよ。

ご参考程度に〜。


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