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片耳難聴で生きるのはそんなにつらくないよって話

お子さんが片耳難聴だとわかったとき、不安だよね
さいきんって赤ちゃんのスクリーニングでわかっちゃうから…

わたしの時はまだ精度がそこまでなくて、スルーされちゃった。
3歳か4歳くらいに「ねぇ、ママ!電話ってこっちの耳では聞こえるのに、こっちでは聞こえないんだね!!」って言って発覚。

マジかよ知ってた?
ふつうはどっちの耳にあてても電話って聞こえるんだってよ…

片耳難聴で生きるのって、そんなにつらいことではない。
でも、気を付けなきゃいけないことがないわけじゃない。

この記事では、気をつけておくといいよねってことをまとめます。

でもまずは「信頼できる小児科と耳鼻科をみつける」これが最初。
とにかく不安は医師に話して!!

そして、有料記事では「片耳難聴が原因ってわけじゃないけど、遠因かな…とはいえ人によるから暗い話でも読みたい」人向けにわたしの経験を書きます。
かなりパーソナルな経験と感想なので、あくまで ※個人の感想です で読んでくれな!

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1.ザワザワしている場所が苦手

居酒屋、ライブ会場、駅…混雑していろいろな音がザワザワなる場所が苦手。一緒にいる人との会話は、集中していないと無理だから、飲み会とかでは60%くらいの会話が上の空っぽい返答してる。聞こえてない。

これは私だけなのか、よくわかんないんだけど、大型電気店が苦手…
複数の音が狭い範囲で鳴ってるから?すっごい疲れて気持ち悪くなったり、頭痛がすることも。

2.音の方向性がわかりにくい

大きな音がしたとき、それがどっちから聞こえているかわかりにくい。ぼうっとしているとき、車などが思わぬ方向からぬっとあらわれたように感じたり。プリ〇ス、お前だ!

もっと怖いのが自転車。細いところからチリーンとか鳴らされても、聞こえない&どっちに避けていいか迷うのコンボ。自転車って、止まらないじゃない?

3.呼びかけが聞こえない

遠くから「パフェちゃん!」
集中している時「パフェさん!」
うしろから「おいパフェ!」
これがもう本当に聞こえない。健聴者には聞こえる当たり前の距離でも、聞こえない。

大人でさえ(無視してんのか?)ってイラってするでしょ。
ADHDの息子は同じ症状があるけど、わたしもそれでイラっとするもん。まじかよ。

子ども同士では…?推して知るべし。
ほんと、これでトラブルになることあるんよ…けっこう多い……新学期はとくに気をつけて。

4.どこまでカミングアウトするか難しい

例えばわたしは、右に立たれて話をされると、もう全然聞こえない。
「ん?ごめんなんて言った?」って聞きなおせるときは良い。でも、そもそも聞こえてないと返事なんかしないから(あたりまえ)、無視になっちゃうんよね…

じゃあ、一緒に帰る仲良しのAちゃんには言う?
クラスのお友だちには?
どこまで言う?のラインは人それぞれだと思うから、小学校に入るタイミングあたりで話し合って!

ちなみに、わたしは誰にでもいうよ。

5.「聞く」ということが疲れること

わたしも両耳が健聴だったことがないので、なんとなく…たぶんそう…の感覚でしかないんだけど、たぶん片耳で聞くのは疲れる。

意識的に「静かな時間」を持たないと、めちゃイライラしたりぐったりしたり、頭痛がする。

そんな私に多動のめちゃうるさい&人の3倍声がでっかい息子が生まれるという業……ああ…神よ……

6.コミュニケーションを嫌いになりやすい

そんなわけで、どうしても「騒がしい場」が苦手だから…
お出かけしたり、飲み会やパーティに参加すると、どっと疲れる。それが片耳難聴の特性だと知らないと、「人と合うのが苦手」「教室で話しかけられるのが怖い」それは人嫌いだから?ってなっちゃいがち。

ちがうのよ、単なる疲労。必要なのは、静かな場所で休む時間だよ。

7.公的支援も、情報もほとんどない

わたしは補聴器が使えないタイプで、進行性じゃない。耳の回線がつながってない感じ。
そうなると、こどもの頃年数回の「聞こえの教室」に行くだけで、他に支援はナシ。あくまで「健聴者」として扱われる。

医者に行っても、当時(30数年前)は「聞こえてるんで大丈夫でしょう」と言われるだけだったとか。

まあ、聞こえてるしね。そらそうなんだけど。

わたしの話はこれで終わりだけど、とにかく耳鼻科!相談できる耳鼻科を見つけて!
検索しちゃだめ!!
なんとかイオンで耳は聞こえるようにならねえよ!!!!


以下、暗い話スタート。
いじめの話があるから、苦手な人は見ないで。あくまで、かなり内向的でちょっと変な子だった私の個性にも問題があった。

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