6 踊り場を作る生き方:しなやかマインドセットへの道
1. はじめに:硬直マインドセットに縛られていた私
かつての私は、「こうあるべき」という考えに縛られていました。結果を出すためには気合いや根性、苦しみを伴ってでも乗り越えなければならない、そう信じていました。しかし、そこには大きなプレッシャーがあり、息苦しさも感じていました。
2. カウンセリングで得た気づき:踊り場の大切さ
カウンセリングの先生との会話の中で、「踊り場を作って、階段を一段ずつ登る」という言葉が心に響きました。一気に駆け上がる必要はない。途中で立ち止まり、休みながら進んでいいんだ。このシンプルな言葉が、私の心を軽くしてくれました。
3. しなやかマインドセットへの転換
この言葉をきっかけに、「今ある場所から何ができるか」「ベストではなくベターで良い」という考え方に切り替えることができました。
例えば、今の状態が理想とは違っていても、そこでの選択肢を探してみる。少しでも良さそうなものを選び、それを試しながら変化を楽しむ。そうすることで、以前のような「完璧を目指す焦り」から解放され、気持ちがずっと楽になったのです。
4. 「踊り場」を実生活に取り入れる方法
踊り場とは、具体的には「休む」「振り返る」「楽しむ」という時間を意識的に作ることだと思います。
私が実践しているのは、例えば:
・小さな達成を見つけて、自分を褒める
・疲れたときは無理せず、休む選択を取る
・毎日の中で「何が少しでも良くなったか」を振り返り、記録する
こうした「踊り場」を設けることで、次の階段を登るエネルギーが湧いてくることを実感しています。
5. この学びを子どもたちや周りの人へ
このマインドセットは、私自身だけでなく、子どもたちや周囲の人にも伝えていきたいと感じています。たとえば、息子がスイミングの試験で不合格になったとき、「次はどこを頑張ればいいか」を一緒に考え、少しずつ成長を楽しむ姿勢を共有しました。
結果よりも過程を大事にする視点が、しなやかな生き方を育むのだと感じます。
6. おわりに:踊り場のある人生を楽しもう
人生は、時に急な階段を登るような気持ちになることがあります。でも、踊り場を作りながら進めば、疲れすぎずに、一歩一歩着実に進めることを知りました。
もしこの記事が、同じようにプレッシャーを感じている誰かの心を軽くするヒントになれば嬉しいです。