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似非科学は特定の価値観と結びつく

「科学の理論を評価する正当な基準は二つしかない。論理と証拠だ。」(サトシ・カナザワ)

5年ほど前、唯物論研究協会にて。
私がPF理論のあらましを紹介し、それは生まれ変わりや超心理現象(テレパシーなど)を説明できると表明すると、会場にいたある会員は聞こえよがしに「そんなのあるわけない」と嘲笑交じりでヤジりました。

私も科学者のはしくれ。そう言いたい気持ちは分かります、当然。

しかしPF理論はその帰結の新奇さとは裏腹に、唯物論的見地を踏み外さず、これまで人類が発展させてきた物理学理論を内包する形で発展させたものです。

少し専門的に言えば、場の理論を用いて宇宙のより一般化された記述で高次元を扱い、その中で物質たる脳の有り様をモデル化、上述のような、従来物理学では扱いにくかった諸現象を説明可能としたものです。

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