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「性的役割分担が当たり前」からの脱却は困難⇐だからやらなくて良いのか?
2018年、東京医科大学入試で女性や多浪受験生に対する点数操作が明るみに出て問題となりました。
性の垣根を越えて、チャレンジする者には平等にチャンスを与えようというジェンダーレスの考え方が広まる現代社会で、このニュースは衝撃をもって受け止められました。
これに対しフリーランスの医師・筒井冨美氏は、女子受験生への減点に理解を示しつつ、
『優れた医者になりたい』というよりも、『日本に残された数少ない既得権層に入る手段』として受験勉強に励んでいるような姿に、『なんだかなぁ‥』という思いでいっぱいになった
「東京医大・入試女子差別問題の陰にちらつく『ゆるふわ女医』とは」
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/24/news016.html
(最終更新日2019年7月24日、アクセス日2022年9月20日)
と女性医学部受験生への思いを吐露します。
統計的裏付けは?
筒井氏が医大に入学した昭和末期に比べ、今は「『女は使えないと言われないよう頑張ろう』という覚悟を持って入学・就職した女医」は少なく、「当直・手術・救急・僻地勤務」などの用語が職業観に無く「将来はパートで働く」と即答するような女性受験生が多くなっている、と。
本当にそうなんでしょうか?
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