見出し画像

【第0412稿】効率化モンスター、導線にケチをつける、な話。

※ここで言う「導線」とは、店内を客がどのように通るか(どのように導きたいか)という意味で使用しています。「動線」とも言いますが、ここでは全て「導線」で統一致します。ご了承ください。

昨日立ち寄った、札幌にある某有名パン屋さん店内図

画像1

出入口が1つしかなく、店内はかなり狭い。多分札幌の人はこの図だけでこの店がどの店なのか大体分かると思うんだけど、まぁそこは置いといて。

この店だと、店内の導線ってこういう感じだと思うじゃん?

画像2

俺自身、自分のことをそこそこ常識人だと思ってんの。その俺の常識だと、上の図のような流れになるはずなんだけど、この店の導線ってこうだぜ。

画像3

分かる?これ。この図で言えば一番下にあるレジあんじゃん?そのさらに下の方(出入口側)に並べ、っつーんだよ。で、例えば一番上のレジのところまで行って会計して、もう一度レジの前を通って店を出ろっていうの。


え、なんで?馬鹿なの?


画像4

矢印の代わりに人を置いてみたらこんな感じよ?

絶対、出入口付近のレジ待ちの客が邪魔でしょうが。会計終了の客が外に出られず困ってんじゃん。

ただまぁ、しいて言うならば。

画像5

こういう導線にしちゃうと、橙色の部分にある商品が見られないという欠点があるんだよな。でも、だとしたらこの店は

そもそもが間違っている


と言わざるを得ない。

なんというか、さ。俺せっかちな人間だから、「待たされる」のが嫌いなのよ。いや、みんな並んでいるところに横入りをして時間を節約したい、とまでは言わない。それはしょうがない。みんな並んでいるんだから。でも、でも、導線の作り方がおかしくて待たされるのが大っ嫌いなのよ。わかる?

例えばこう。とある「確定申告」の行列。

画像6

こんな会場周辺の導線だとして、だ。みんな行列を作って並んで受付まで行って、受付で「一般はこちらです」「専門はこちらです」と仕分けされるんだけど。もうちっと分かりやすくするとこう。

画像7

わかる?青いのが一般で、ピンクが専門

これ、専門が一般の行列に並ぶ意味ある?


俺はこの状況がどうしても気に入らなくてさ。係員に言ったんだよ。「俺専門会場の方だから、そこを通して進ませてくれ」って。そしたら係員は、「横入りはダメです」って言うわけ。

横入りじゃねぇよ、並ぶ意味がねぇだろ?っつってんの。

でも通じないんだよな。そら9割が一般だっつーんだから、一般向けに会場の仕組みを構築するんだろうけど、じゃあ1割の専門の方は無視かい?それって今の世の中で言う、「多数派」「少数派」の問題なんじゃないの?

散々ジェンダーがどうとか言って、マイノリティな人種でも差別せず振舞いましょうとか言ってんのに、「専門」も「一般」まぜこぜにしてお茶を濁しているだけじゃねーか。

だから、こうしたらいいんじゃね?的なことを言ったんだよ。俺は何かを否定するなら代替案を用意するべし、という考えの持ち主だからな。

画像8

ガン無視されたけどね。


俺の後ろに並んでいた「専門」の人がめっちゃうなずいていた


要するに、さ。


誰のために、何のためにそういう導線にしているのかをしっかり考えれば良いんだよ。前者のパン屋さんで言えば、おそらく「すべての商品に目を通してもらうため」だろうけど、こっちから言わせれば「スムーズに買い物が出来るため」に導線を引いてもらいたい。

確定申告に至っては、「来客者をとりあえず並ばせておきたい」と考えているようにしか思えないじゃん?あるいは「ほとんどが一般客だから、専門のことは気にしなくていい」か。


導線の引き方1つで俺みたいにここまで病んじゃう人がいるんだから、もう少し考えて引いてくれ。な?


#導線 #動線 #確定申告 #札幌のパン屋 #並び方 #日記  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?