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【朝型vs夜型】夜型でも問題ないけど、最終的に朝型にしなければいけない理由

「夜の方が集中できるんですけど」という相談をよく受けます。大学受験の勉強において、朝型がいいのか夜型がいいのかについて書いていきます。


こんな方に向けた記事です

●夜の方が集中できるけど、こんな生活習慣で大丈夫なのか心配
●朝が苦手だけど、頑張って朝早く起きた方がいいのか悩んでいる


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基本的に朝型でも夜型でもどちらでもOK

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「早寝早起き」は誰もが一度は言われたことがあることかと思います。

朝起きるのが遅いと、親からもよく思われなかったり、よく注意されたりするかもしれません。

学校も朝早くから始まるため、高校生にとってはほぼ強制的に朝早く起きなければいけません。


一方、受験勉強ということだけを考えた場合、

勉強時間(ほとんどの場合は自習時間)を多く取ったり、時間の長さは関係なく集中して効率良く勉強する時間さえ確保できればいいので、


勉強する時間さえ確保すれば、朝だろうと夜だろうと問題ありません。

そのため、「自分は夜型だからダメだ、、」と、朝が弱いことに対して悩む必要はありません


70%の人が朝型体質という研究が発表されている

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朝早く起きて勉強している偉人は多く、勉強できる人が朝型である場合は多いです。

そのため、なんとなく朝型の方が良いような気がしてしまいます。


実際に朝型と夜型の割合を調べた研究(三島和夫)があります。

・朝型か夜型かは遺伝によってある程度決まっている。
・朝型体質の人が約70%、夜型体質の人が約30%。

そのため、「自分は朝が苦手で、、」と悩んでいる人でも、本当は朝型体質の可能性があります。

実際のところパラリアでは、「朝が苦手です」という人のほとんど全員が、自分から超朝型に生活習慣を変えています。

朝型の方が集中に入りやすかったり、時間を有効活用することができたりします。


試験本番のことを考えると、朝型の方がいい

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2020年現在の大学入試は、基本的に朝10時前後から開始される場合が多いです。


そのため、その時間に最高のパフォーマンスが出せるような体調管理をする必要があります。


夜型の場合、普段は朝10時ではまだ起きたてか、布団の中だと思います。

入試本番だけ午前中から100%力を発揮できる状態になることはできませんので、入試が近づいてきたら、試験時間に万全の体調になるような生活習慣に変える必要があります。


そのように考えると、夜型の人が思い通りに朝型に変えるのはなかなか簡単ではありませんし、狙って朝型に変えようとしても、入試本番までに変わり切らないかもしれません。


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最後に一つ重要なこと:入試本番当日に、いつもと同じ動きができることがベスト


生活習慣は、ダイレクトにあなたの日々のパフォーマンスに影響を与えます。

受験生は、入試本番に100%力を発揮できる状態になっている必要があります。


入試本番に100%力を発揮できる状態とは、いつもと全く同じルーティンで、平常心を保てている状態のことを指します。


入試前日だけ、張り切ってカツを食べたり、当日の朝に「栄養をつけなくちゃ」といろんなものを急にたくさん食べる等は、もう古い行動かとは思います。


毎朝同じカレーを食べると言われるイチロー選手のように、入試本番前日の就寝時間、当日の起床時間で、日々の生活をするのがベストだと結論づけることができます。


最終的にそのような生活習慣にすることだけを覚えておけば、入試が近くなるまでは夜型でも何も問題ありません。


まとめ:

・基本的に朝型でも夜型でもどちらでもOK
・70%の人が朝型体質
・試験本番のことを考えると、最終的には朝型がいい


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


※出典

三島 和夫(2016年). -睡眠関連障害と全身性疾患をめぐって- ‌社会的ジェットラグがもたらす健康リスク. 第 113 回日本内科学会


==書いた人==


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