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【実録】ジモティーのカラオケオフ会に行ったらヤバかった件について

人はなぜジモティーでオフ会するのか、そう疑問を感じたことはあるだろうか。Twitterはツイプラなどオフ会しやすいWEBサイトがあるし、何よりアカウントがあるので人となりがわかりやすい。なぜジモティーなんだ・・。

「ジモティー オフ会」と調べればどんな層が来るのかわかるかもしれないが、なんとなく神秘性が薄れるようで気が乗らない。百聞は一見にしかず、ヤバかったら帰ればいいかと思いとりあえず行ってみた。

ジモティーをCMしか見たことないという方には、どうして地元の掲示板とオフ会が結びつくのかわからないかと思われるので説明する。ジモティーにはメンバー募集の機能があり、そこには盛んに飲み会の募集やフットボールサークルの募集などがされているのだ。

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私は正直、知らない人と飲み会あんまりしたくないし、フットボールも経験がないのでちょっと参加しづらい。そこで比較的自信のあるカラオケオフを選んだ。

さっそく募集していた幹事代理(代理…?)に連絡すると、レスポンスの速さとテキスト量にびっくり。文体は←やwwを多用する昔流行ったmixiの日記を彷彿とさせる懐かしい印象だった。

日程も決まり、さっそく新宿のカラオケ館へ。なんでも今回からお酒持ち込みOKで幹事代理も本幹事も持ってくるそうだったので、私も人数分の酒を近くのドンキで購入していった。初対面の方と仲良くなるには酒を奢るのが早いとマスターキートンの教えが役に立った。人生で大切なことはだいたいマスターキートンが教えてくれる。

集まっていたのは私と幹事代理の女性。それと幹事の女性とひげの生えたワイルドな印象の中年男性、自称お坊さんの男性の5人だ。

全員集合したところで、さっそくカラオケだ。久しぶりだなー、楽しみー。とか他の参加者と呑気に喋りながら受付へ向かったらさっそくトラブルが。代理ではない幹事、本幹事がカラオケ館のフロントの方と揉めだした

最終的な人数がわからないと受付できないと言われて「前は受付できた。店長に話は通してある。」とゴリ押したら口論になったようだった。店長をだせー、お前は何年働いてんだー、と10人が聞いたら8人はクレーマーと感じるようなバトルを繰り広げてから店員さんが折れてようやく店内へ。

時間にして10分。この段階で20回くらい帰ろうと思ったが、ネタにできるしもったいないのでそのままカラオケルームへ。(しばらく経った後に口論した店員さんに謝りに行った。)

カラオケルームに着いた後、あらかじめ購入したスカイウォッカやらスミノフやらのボトルを配ったらとても喜んでくれたので私も素直に嬉しかった。「私は梅酒持ってきたんだ!飲んでいいよ!」と言う幹事代理を見ると、そこにはペットボトルに入った謎の黒い液体があった。

昔に観た映画の放火魔が持っていた燃料入りのペットボトルによく似ていたので思わず「え、黒!!」と言ったらカシス入りだと教えてくれた。

飲めるのかァ!私は潔癖症ではないが、知り合ったばかりの人がペットボトルで持ってきた謎の黒い液体をどうしても飲むことができなかった。せめてボトルでもってきなよ・・。とりあえず後で頂きますと言っておいた。

カラオケがスタートしてからは純粋にカラオケを楽しんだ。流行りの曲以外も多く選曲されるので、好きな曲を入れやすくてあまり音楽の趣味が人と合わない私も居やすかったのだが、またトラブルが発生。

隣に座ってた自称お坊さんがベロベロに酔って気持ち悪い口臭で絡んできた。完全に目が座っている。ときどき、長時間どこかへ姿を消すので本当に吐いてたのかもしれない。

クレーマーと泥酔坊主、役満か。ジモティーの深淵を初回にして味わいながらもカラオケを続けてると口調が丁寧だった幹事代理が「曲がつまらないですね、なんかないんですか!」と絡んできた。

おいおい、黒い液体キメすぎだろと思いながらも他と参加者と楽しく歌っていると時は過ぎて時間は19時になり、その会はお開きとなった。

帰る方向が同じだったワイルドな方と帰ってる最中「君の歌、すごく良かったよ。僕は劇団員なんだけど、人不足でね。よかったらオーディション来なよ」と言われ、興味が合ったので話を聞いてみることに。

どうやら新宿を中心に活動しており、日本中を周っているそうだ。話が進み、ライン交換したら劇団のことがわかるイベントに誘われた。なんとかダイバーシティという意識の高いイベント名、意識の高さと反比例したはぐらかしたイベント内容に嫌な予感がした。まさか・・・

やはり、マルチ商法のイベントだった。どうやらそのマルチ商法の会社は劇団を持っているようで、サクセスストーリーを演劇にしてみせて洗脳するという凝った手法を使うようだった。

カモとして目をつけたのか本当に劇団員の誘いかは謎だったが、どちらにしてもキツいのでラインをブロックしてしまった。

初回だぜ?なんだこの濃度は。クレーマー幹事と泥酔坊主とマルチ劇団員・・。ヤバい人聖杯戦争か。すっかり忘れていたが、開催させて頂いたお店側に参加者が謝罪するイベントの時点で覚悟しておくべきだった。結論をいうと、ジモティーのオフ会はやばい。mixiやTwitterなどいろいろなオフ会に行ってみたが、ぶっちぎりのやばさだった。

ここまで読むとオフ会に行ったことない方は「カラオケオフ行くのやめようかな」と思ってしまうだろう。そこで、私が何度か参加してみたmixiとTwitter、そして今回参加してみたジモティーのカラオケオフ会にやってくる人の傾向を話そうと思う。開催されている全てのイベントに参加しているわけではないが、ジモティー以外は3回以上参加しているので少しは参加の指標になるかもしれない。ちなみに、場所はすべて新宿のカラオケ館だ。

mixi 年齢層は30〜40代。内輪ノリが強いが、和気あいあいとしてるので仲間に入れてもらえると楽しいかも。なぜか着てる服がヨレヨレしてたり色がくすんでたり年季の入ってる方が多い。お風呂に入るのが嫌いな人が2人は来る。

Twitter 年齢層は20〜30代。ややドライな印象。一人客が多い。ややオタクっぽい方が多い印象だけど、礼儀正しくてまとも。

ジモティー 年齢層は30〜40代。友達連れは断っていたのかもしれないが、全員一人で来る。クレーマー、マルチ劇団員、ゲロ坊主など人間社会の沈殿物のような人がやってくる。自己防衛できない方は最悪マルチ商法の被害者になってしまうので絶対に行かないほうがいい。

後で考えてみると、ジモティーのオフ会は超がつくほどの上級者向けなのかもしれない。すでに他のオフ会で友達を作りまくった方や、イカれた刺激でしか満足できない方は自己責任で行ってみてはいかがだろうか。私は1回行って決めつけるのはいささか野蛮だと思っているので、あと2回ほど行ってまたレポートしたいと思う。

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