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Duolingo English Testで115点を目指す勉強法:IELTSからの切り替え経験をもとに

この記事をおすすめしたい読者層
IELTS6.5を目指して勉強しているが中々達成しない人
・Duolingo English Testをこれから受けようとしている人
・Duolingo English Testで100~115点台を目指している人

前置き

私は海外留学を目指していた。
海外大学に出願するにはIELTSやTOEFLといった大学が指定する英語テストでスコア要件を満たさなければならず、私はIELTS6.5(全セクション6以上必須)を目指して約1年半勉強してきた。
しかしスピーキングがどうしても6以上取れなかったため、IELTSでのスコアメイクは諦め、Duolingo English Testで115点取得を目指すことにした。

Duolingo English Testで115点を取るまでの勉強法について

前提

前述のとおり私はもともとIELTS受験者だったが、Duolingoに移行した。
Duolingoに移行するまでに取得した英語テストスコアは下記のとおり。
・IELTS6.5(L7.0 R6.5 W6.5 S5.0)
・TOEIC845点
Duolingoに移行してから目標スコア115点を取るまでに約3か月、計4回テストを受験した。

スコア内訳(2024年2月時点)

使用ツール・教材など

DET Ready(有料)
 ┗Duolingoを公式問題さながら受けることができる練習プラットフォーム
DET Ready レッスン&Tips集(有料)
 ┗Duolingoテストの解き方戦略やTips等をまとめたレッスン動画・ドキュメント
Chat GPT(無料)
CVLA(無料)
 ┗インプットした文章をCEFRレベルに割り当てるツール。
 自分の文章がどのレベルなのかを客観的に知ることができる。
公式サンプルテスト(無料)
・Google スプレッドシート(無料)
・Google ドキュメント(無料)
・iphone メモ帳(無料)

勉強法について

※私が実践した勉強法は2024年2月時点でのテスト形式に基づいているため、今のテスト形式とは若干異なる可能性がある。その点をご理解の上読んでいただければと思う。


①リーディング

DuolingoのリーディングはIELTSと違い、かなり短い。
IELTSではスキミングスキャニング等を駆使しないと時間内にPart3まで読み切れないことがあるが、Duolingoはそのようなスキルを使わずとも全文読み切ることができる。また、単語レベルも体感だがIELTSほどアカデミックではない。IELTSの単語集を使っていればDuolingoのリーディングはカバーできる。

リーディング勉強法

①穴埋め問題
公式サンプルテストの方がDET Readyよりも難しいと感じたため、1日1回はサンプルテストを解いた。
ちなみにサンプルテストでは穴埋め問題の答えを教えてくれないため、少々面倒だがChatGPTを使って答えを推測してもらっていた。

サンプルテスト例
ChatGPTに答えを聞く図

②長文リーディング問題
こちらも公式サンプルテストの方がDET Readyよりも難しいと感じたため、1日1回はサンプルテストを解いた。
こちらは問題を解く流れで答えが分かるため、間違えた箇所の分析や復習は可能。

サンプルテスト例

②リスニング

IELTSリスニングは純粋なリスニング能力だけでなく、設問の早読みスキルも必要となる。Duolingoはそういったスキルを必要とせずシンプルだと感じた。また、IELTSと比べて長文を聞かされることがないため耳も疲れず集中して取り組めた。

リスニング勉強法

①ディクテーション問題
DET Readyを使ってひたすら解きまくったことで、本番も問題なくディクテーションできた。

②会話問題
こちらもDET Readyを使って練習した。
会話を要約するサマリー問題についてはDET Ready回答例で頻繁にでる表現をメモ帳にまとめ、読み返すなどした(リスニングというよりライティングかも)。

メモ帳にまとめた内容例

③ライティング

IELTSのライティングはかなり難しい。なぜならボキャブラリーの豊富さ複雑な構文を使っているかだけでなく、内容の論理性文章の構成(キーワードの言い換え、トピックセンテンスの使用)などもチェックされるからだ。しかもPart2に関しては250文字以上書かないと減点される。
しかしDuolingoライティングは50文字以上で書いていれば問題ない上、複雑な文章構成も求められない(というより文字数的にできないと思われる)。
そのためIELTSライティングに慣れていればDuolingoライティングは問題ないと思う。

ライティング勉強法

①DET Ready レッスン&Tips集を使い、文章の書き方を知る
どのような文章を書けば高スコアを出せるかを把握することが重要なため、DET Ready レッスン&Tips集を買い、文章の組み立て方や導入フレーズを一通り覚えた。

②長文ライティング問題
DET ReadyとCVLA使い、下記流れで勉強した。
1.DET Readyの問題を解く
2.CVLAに自分の書いた文章をインプットし、自分のライティングがCEFRでいうどのレベルにいるかを把握する
3.ChatGPTを使い、自分が書いた文章をC1~C2レベルの文章にしてください、と依頼
4.ChatGPTの回答例をCVLAに再インプットし、CEFRレベルの高い単語や表現を把握。次回以降、それらを使ってライティングすることを意識する

2.CVLAを使って自分のライティングレベルを把握
3.ChatGPTを使い、よりレベルの高い文章に書き替えてもらう
4.ChatGPTが出した回答をもう一度CVLAにインプットし、どのボキャブラリーがC1~C2レベルなのかを把握する。(赤文字、赤太文字がC1~C2レベル)
Googleスプレッドシートに単語帳としてまとめ、通勤中に復習するなどした。

④スピーキング

私は非常に緊張しやすいためIELTSの対面スピーキングテストは大の苦手セクションだった。しかしDuolingoは一人で画面に向かってしゃべるだけなので、対面が苦手な人はぜひDuolingoをおすすめする。

スピーキング勉強法

①発音矯正
Googleドキュメントの音声機能を使えば話した英文をその場で書き起こしてくれるので、正しく発音できていない単語や繰り返し使っている表現を把握することができる。

Googleドキュメントの音声機能

②DET Ready レッスン&Tips集を使い、話し方を知る
ライティングと同様、Duolingoスピーキングにおける型を知ることが重要と思ったためこちらを購入。
こちらのYoutubeも有益情報をたくさんゲットできるので参考にしていた。

③DET Readyでひたすら練習
②で覚えた重要構文やフレーズを意識しながら、とにかく数をこなした。

私はIELTSスピーキングで 5.0~5.5をさまよっていたので、難しい単語や複雑な構文を取り込む等のことはせず、まずは流暢さや繰り返し表現がないか、途中でしゃべりが止まっていないか等の基本的なところから見直した。
それらを対策した後、DET Readyで数をこなした。


まとめ

リーディングリスニングはDET Readyと公式サンプルテストを使えば対策は十分に可能だと思います。
ライティングスピーキングは自分のレベルを正確に把握するために、別途ツールを活用することが効果的です。

私は昨年12月にIELTSからDuolingoに切り替え、今年の2月にスコア達成しました。もしDuolingoに切り替えていなかったら今頃まだIELTSの勉強をしていたと思います。
IELTSが合わない方はぜひDuolingo English Testを検討してみてはいかがでしょうか。


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