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【NYがくれた出会い】JapanklynのYUYAさん

こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。

今回のニューヨーク滞在では、ブルックリンでJapanklynというブランド・ショップを営むYUYAさんに出会い、ワクワクな話を聞かせてもらいました。私の周りにはものづくり発(メイカーや職人さん自身が運営する)ブランドが多いので、そうではない方の取り組みはとても興味深く勉強になりました。なにせ現地でお店をやっているという事実が圧倒的すぎ、です。


きっかけのきっかけ

Japanklynさんの名前を初めて聞いたのは2024年6月19日。株式会社はじめ商会さんが開催した報告会「【NewYorkのイマ!】〜渡米して感じた現地のニーズやトレンド〜」への参加がきっかけでした!はじめ商会さんはNYで「Crane & Turtle」という販売事業を展開されていて、そこにも興味があったのです。ちなみに、はじめ商会さんとは3月に参加した展示会DIALOGUEで名刺を交換したばかり。その前からNYNY言っていたら、知り合いが「はじめ商会さんもNYでの販売をスタートされるよ!」と紹介してくれたのです。

とにかく、NYと関連のある情報に飢えていました(今もです!)。

はじめ商会さんの報告会、とても面白く聞き応えのあるもので(写真がない!)、PARANOMADのプロダクトと方向性や訴求したいレイヤーは違うのですが、目指すマーケットの地域が同じ、という共通点でグッと距離が縮まりました。

さて渡航当日「はっ!あの時聞いていたJapanklynさんに会って話を聞いてみたい」とはじめ商会のリリさんにLINE。パパッと段取りを取ってくれて、現地でYUYAさんとのコンタクトが実現したのです。(リリさん本当にありがとうございました!)

「そのNYキャップですよ!」


YUYAさんにマンハッタンでピックアップしてもらい、移動中にお互いのキャリアをザッと話して。そうしてJapanklynのショップに入り、コンセプトについて尋ねた答えが、「そのNYキャップですよ!」。ご存知の通り?私は1年半ほどNYヤンキースのNEW ERAキャップを愛用しており、この日も通常運転で着用しておりました。「キャップは自分が所属していたり、好きなストリートカルチャーを示すもの。今みんなNYヤンキースを被っているけれど、自分を表現したストリートカルチャーを身につけたいって思ったんですよ」。日本で生まれ育ちブルックリンで働くYUYAさん。ジャパンカルチャーをPOPに表現したプロダクトが生まれたのはとても自然なことでした。

こだわりの藍染のれん

商品はキャップやTシャツなどカジュアル雑貨がメイン。4,000~6,000円と手に取りやすい価格のものが多いです。

パッと目をひくカラフルなディスプレイ

伝統産業品コーナーは、ほとんどがはじめ紹介さんのキュレーションになっています。

伝統工芸品を集めたコーナー

ショップはJapan Villageという丸ごと日本をテーマにした商業施設の中にあり若い人も多いため、パッと買えるリーズナブルなものが主流になるそうです。1階には日本食のスーパー、居酒屋、おにぎり屋さんなどがあり、2階にはDAISO、ブックオフ、ジャノメミシンなどが入っています。ジャパンビレッジについては、別のnoteでレポートしますね!

中央に置かれた法被はジャパンクリンオリジナル。日本で紺屋さんに染めてもらったものです。「ここ最高の盆栽を置きたいんですよね。空間がめっちゃ締まると思って」。Japanklynがオープンしたのは2024年6月!まだまだオープン直後なのです。

YUYAさんにPARANOMADプロダクトも見てもらいました。一番おっとリアクションがあったのはNOMADIC TEXTILEシリーズです。やっぱNOMADIC強い!もっと育てよう!推そう!

NYに恋をして


YUYAさんがブルックリンに移り住んだ背景も聞かせてもらいました。渡米して16年、すっかりニューヨーカーなYUYAさんですが渡米のきっかけは飛行機で知り合った日本企業の役員さんとの冗談のような会話だったそうです。「NYで働きたくなったら連絡して」。観光のためNYを訪れていたけれど、ここに住みたくなったYUYAさんはその方に連絡し、帰国しビザなどを拵えてNY上陸!英会話も会社勤めも経験なしからたたき上げで習得されました。きっかけは、NYに恋に落ちたから。なんて素敵なきっかけや。それから何度かの転職を経て、現在は某食品企業で東海岸の営業統括をしながらJapanklynを運営。日本でも名の知れた企業がアメリカでどのような事業を展開しているのかというお話もめっちゃ面白かったです。

ジャパンクリン丹後上陸!?


「丹後おもしろそう!次の帰国のタイミングで行ってみようかな」。はい、自称丹後アンバサダーのわたくし、この言葉を引き出しましたよ!美味しいお魚も、NY未上陸のお酒も、かっこいいクラフトも!食べて欲しいもの、見て欲しいものがありすぎるんです。

Japanklynのデザインやお店にあったアートワークは、YUYAさんのつながりから生まれていました。ここに暮らしているから出来上がった世界。

NYというマーケットに、いろんな思いを持った人が挑んでいる。創業者の生い立ちも、得意なことも、好きなことも、表現したいこともそれぞれ。PARANOMADはPARANOMADに合った場所を見つけていかなくてはなりません。その場所に導いてくれるようなコミュニティも、築いていきたい。改めてそう思えた1日でした。

YUYAさんありがとうございました!丹後で待ってます!(圧)


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。SHOPPE OBJECT、ニューヨークのマーケット、PARANOMADの取組について、◯◯が知りたい!など気軽にコメントください。

PARANOMAD
原田美帆

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