【NY挑戦の記録】ラグジュアリー論を考察せよ!の巻
こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。
ラグジュアリーって何?
「ラグジュアリー」と聞くと、何を思い浮かべますか?
豪華な、豪勢な、富裕層の。ステレオタイプ的にはこんな感じでしょうか。令和に入り、ラグジュアリーは単に豪華さを意味するものから、文化的経験の豊かさを示すものへと変貌しつつあります。
現在、パラノマドは『新・ラグジュアリー ―文化が生み出す経済 10の講義』を読んでいます。2022年に発行されていますので、もう読んだよ!という方も少なくないかも知れませんね。
夢と金でも書かれてた!
西野亮廣さんの著書『夢と金』でも、プレミアムとラグジュアリーの違いが書かれていましたね。その中では、ラグジュアリーは他と比べられないもの、と記されていました。(個人的想像ですが)西野さんはラグジュアリー論を色々と考察された上で、多くの人が読み込める表現で「ラグジュアリー」を意識化させてくれました。
きっかけは
先日参加したカンファレンス。
台風のためオンラインで参加しましたが、登壇者の一人が本の著者、中野香織さんだったのです。講演の中でラグジュアリーの歴史についてお話ししてくださり、その面白さに引き込まれました。知識欲にビビビと刺さるトークだったのです!(ちなみに、参加者同士が意見を交わし合うブレイクタイムでも直接お話しさせていただきました)著書の紹介もあり、これは必読とAmazonへ。
すぐポチりました!
今、読み進めるほどに、海外マーケットの挑戦において読んでおくべき教本だと思っています。単にLVMHのラグジュアリーマーケット論ではなく、ローカルの価値をいかに世界基準と掛け合わせて表現するのか、という内容にまで発展しています。改めて、自分の無知がこわい!!と思えます。
文化を伝えるむつかしさ
ローカルのものづくり発信、日本国内では様々なフェアやイベントが開かれ、少しずつ認知度や理解が広がっていますよね。例えば、「ハタフェス」「RENEW」などは、開催地の人口より多い来場者が集まる人気イベントになっています。
このストリームを海外販路にどうつなげるか、言語化するか、プロダクトに落とし込むか。価値観も宗教も生活習慣も文化も異なる、圧倒的に「違う」ベースの場所にどうやって切り込むのか。先日のNY報告会でも、文化的理解の話で盛り上がりました。その後に読んでいる新ラグジュアリー論の本の中で、ローカルとラグジュアリーを考察するパートがでてきて「!」です。流れがきている。
また、いま話題のSYOGUNはアメリカの土俵で日本文化を描ききったことで高評価を得ているようですね(見たい・・!)
これ!と言う答えが簡単に見つかるはずもなく、手探りのほふく前進で進むしかない。読了する頃には、パズルのピースがひとつでも見つかるでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。SHOPPE OBJECT、ニューヨークのマーケット、PARANOMADの取組について、◯◯が知りたい!など気軽にコメントください。
PARANOMAD
原田美帆