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【NYまち歩きリサーチ】HOTなSHOPを探せ!Drake's

こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。コネクションもノウハウもゼロスタート!どんな道のりが待ち受けているのか!?ドキドキハラハラしながら見守ってくださいね。(経験、知見、アドバイスをお持ちの方、コメントやDMを頂けますと励みになります!)

今日はニューヨークで訪れたおしゃれなお店について続報を書きたいと思います。ご紹介するのはイギリスの紳士服ブランドDrake's(ドレイクス)です。このブランドを紹介してくれたのも、長い友人であるDanielの娘さん、Sienaです。(もちろん、Sienaに教えてもらうまで私はDrake'sを知りませんでした。汗)

Drake's


1977年にマイケル・ドレイクさんによって設立されたメンズコレクションブランドで、2024年現在の日本では銀座のショップや三越伊勢丹などで展開しているようです。

懐かしのCanal St


カナルストリート沿いにあるDrake'sを訪れたとき、何とも言えない懐かしさが蘇ってきました。実はニューヨークは小学生の時に初めての海外旅行で来てから、2002年、2003年、2004年、2014年と何度も訪れた街。近年は街のあちこちがリニューアルされていて当時の面影を探すのが少し難しくちょっぴり寂しく感じていました(今回、主に再開発されたエリアを歩いていた、というのもあります)。カナルストリートのメトロの駅あたりは、昔ながらのごちゃごちゃしたお土産屋さんや、偽ブランドのビニールバッグを持ったお兄さんたちがたむろして、ゴミやタバコやドラッグの匂いや怪しげな雰囲気が漂っていました。「これこれ、この感じ」と懐かしい気持ちに、、!

この感じ・・!
Drake'sのある通り

いざ!SHOPへ入ろう


私はいつものジーパン&スニーカー&パーカーの服装で、入店がはばかられる気持ちに押しつぶされそうになりながら「男性へのプレゼントを選びに来た」という設定でお店に入りました。(心の中で)

お店に並んでいたスーツやシャツ、ネクタイなどはパッと見ただけで上質さや品格が伝わってくるものばかりでした。デザイン(パターンと言ったほうがふさわしい?)やカラーはオーセンティックでトラディショナルなものが多かったように思います。それと対比するようにお店のインテリアは、大人の男性の少年心をくすぐるような、ガレージや秘密基地を彷彿とさせるワクワク感のある空間でした!ギャップにキュン。これはアメリカのショップならではの内装だったのでしょうか・・?

ふと目に留まったのは、ふっくらとした織が美しいネクタイでした。立ち止まっていると、店員さんはこのネクタイは英国製です、と丁寧に教えてくれました。私が住む与謝野町にも、手織りのファブリックブランドkuska fabricがあるのでInstagramを店員さんに見せてみたり。とても興味を持っておられました。(そりゃそうでしょう!と内心、地元自慢です)

Drake'sさんのネクタイ


紳士服の紳士たち


Drake'sで感動したのは商品や内装だけではありません。店員さんたちの真摯な接客でした。「見ているだけで」と謝ると「全然大丈夫だよ!ゆっくり見ていってください」と一見さんの私にもチャーミングなスマイルとウィンクをくれるなど(外国でありがちなやつ)、ナチュラルに居心地のいい対応をしてくれるのです。歩き回って疲れているのが顔に出ていたのか「水は必要ですか?」とミネラルウォーターをくれたり、、さらにミネラルウォーターのパッケージもおしゃれで、小さな牛乳パックの形をしていて感激!(丹後の人だけに分かるように言うと、「ヒラヤリンゴ」「ひらひらミルピイ」のパッケージに水が入っている状態です)

おしゃれな店からはおしゃれなミネラルウォーターがサーブされるんですね!(多分、下のリンクのだったと思います。写真を撮り忘れました)

最後に

Drake'sを訪れて感じたのは、20代のSienaが伝統的な織物や上質な素材で作られた衣服に価値を認識し、人にすすめるべきショップだと考えていることです。今の20代は、30-40代よりより「良いものを大切に使いたい」という意識が高いと日本の新聞等でも目にしますが、Sienaが教えてくれたショップを訪れて改めてそう感じました。ブランド単体の紹介ではなく、Siena世代が何を「良い情報」として伝えるのかという点でも印象に残る訪問でした。

もちろん、スーツを着込んだ店員さんたちは全員めちゃくちゃかっこよくて、本当に行ってよかったと思いました!皆さんもカナルストリートの雑多な雰囲気からDrake'sのイギリストラッドな空間への切り替わりを体験してみてください。ちょっとしたエンターテインメントだと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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PARANOMAD
原田美帆

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