同物同治の家永カノさんの追い求めたもの【トランスの動機】

ゴールデンカムイ「第230話 家永カノ」

「そのおなかの神秘的な曲線は あなたを食べても 私には作り出せない。インカラマッさんを見てると妊婦だった母を思い出す。私はね⋯母を追い求めていたの」

「お腹の膨らんでいた母も私の中で完璧だったし⋯。赤ん坊を抱いた母はきっと聖母のように完璧になるんだろうなって⋯」

「わたし⋯ インカラマッさんが産むのを手伝いたい!」

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家永カノさんは「同物同治」で、人の一部を食べては、自分のものにしていました。

「元は男性」(おそらく最期まで男性器もついていた)の家永カノさんが、なぜ「若い女性の姿」になったのか、動機が気になっていました。

彼女の「MtFトランス」は、彼女なりの「美」を追い求めた結果、ということになりましょうか。

それでも、見た目だけではなくて、声やしぐさ・ふるまいも女性に寄せていますので、「美」だけではなく、生き方として女性を志向していたとも考えられますね。


「MtFトランスジェンダー」のトランスの動機は結構、複雑です。


詳細な論考は「トランスジェンダー、トランスセクシュアルというよりはむしろ永遠のトランジット」さんの記事が参考になるかと思います。

(註:20210703現在「当サイトはリンクフリーです。」とありましたのでリンクをはらせていただいております) 


でも、本当は、上記サイトのような論考は、読解力のない人には知られたくないというか。

というのも、実生活では、すべてが「GID」的な説明で終わってくれた方が、やりやすいんですよね。苦笑


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術後38日目、また傷がうずきだしました。まだ日記を更新する体力がなく、今日読んだマンガの感想でした。傷がうずく。。

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