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#225 萩原幸之助さん

今回は『萩原幸之助さん』について話しました。

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萩原幸之助(はぎはら・こうのすけ)
1968年3月19日生まれ 172cm、77.7kg A型
萩原氏は1991~1993年に行われた全日本サンボ選手権大会の82kg級で3連覇を達成した実績の持ち主。格闘技歴は30年以上。サンボはもとより、柔道、空手、キック、レスリング、中国拳法、相撲などなど、様々な格闘技をマスター。究極の護身術「靭術」を創始、月刊秘伝などで紹介される。

こんにちは、中井祐樹ゴキゲンRADIO始まりました。
レターが届いています。
中井先生、先日お亡くなりられたサンボの萩原先生についての思い出を語ってください。
若干サンボは門外漢ですし、 めちゃめちゃ深い認識があったわけではないので、 これはより近しい方に譲りたいというところではあるんですけども。
私が知る限りでは、サンボという格闘技は80年代後半に UWFの流れであったり、ビクトル古賀先生のご尽力であったり、佐山先生がサンボのモデルとして登場していったことであったり、 そういったポピュラリティを得るところですね。
ヴォルク・ハン選手なんかもいたし、そういったサンボのポピュラリティを得ていく中での、 競技者側のアイコンというか、アイドル的な存在だったと思います。
萩原先生がいたから、サンボがわかりやすくなったというか、 サンボをやる人の象徴みたいなのを持ったことが印象としてありますね。
私が92年に上京したので、93年、94年くらいの全日本のサンボ選手は生で見ていると思います。 それで、萩原選手がただならぬ雰囲気で、 アキレス腱固めを秒で極めるとか、 ぶちかます的みたいなことを言ったりしている言葉を周り発する雰囲気とかをよく覚えています。
すごい怖い感じがして。
実際、密に付き合った人はしていないので何とも言えないんですけど、 その後、靱術というブランドを立ち上げたりして、 そしてTシャツを頂いたりもしました。
今も持っていると思います。
一騎討ちのレフリー、審判を私から依頼して、 結局、柔術とか柔道とか総合じゃない人という選び方をしていったら、 やっぱりサンボ人の方が多くなるというところがあって、 ブラジリアン柔術とルールが違うというのと、 武道色のある人という感覚でやると、 サンボの人で柔道から上がった人になって、 それで萩原さんとかになっていくんですけど、 そういう人選になったところがあって、 それで一騎討ちの方は私が声を掛けたということがありました。
その後、日大と格闘技陣の合同練習会、日大柔道部ですね、2回行われていますので、その時も2回目ぐらいは萩原先生も参画されたと思います。
それもやり取りがあって、できることがあればと言ってくださったりということがありました。
それで、うちの道場に遊びに来ていただいたこともありまして、その時はせっかくなんで、私が先生の前で、講釈するのは何だかという、 自分の道場だからそんなこと言うなと言われそうですけど、 萩原先生にトレーニングを見せていただいたりして、 キッズたちが喜んでいたということがあったりしました。 僕は深い付き合いをしたわけではなくてないですし、 先生のお好きなお酒を一緒に飲んだり、 2人でさしで飲んだということがあるわけでもないので、 言えないところではありますが、 サンボという競技が広まるのに、 やっぱり大きな役割をされた方じゃないかなというふうに思っています。 サンボの全日本を見に行ったりしている時は、 結局どちらかというと私は木口道場寄りの、 古い話になるんですけど、 木口道場とスポーツ会館が激しく火花を散らしているという、 ありましたよね。
これ タブーなのですかね?
タブーになっちゃうんですかね?
大丈夫ですよね、僕なら大丈夫です。
木口道場の水曜日にサンボの方々とも、 能技グラップリングをずっとやっていた身としては、 木口道場の人たちに寄りなんですよ、どちらかというと。
スポーツ会館はちょっと離れた、総本山ということで、 やや人脈的にはやや遠いというかですね。
若林次郎若さんは両方に行けるという、超党派的なところであったので、 木口道場でもお会いすることはあったんですけど。
サンボの方に出ると、サンボの方々とは木口の交流だったので、その意味ではスポーツ会館の方はあまり知らない。
知らないというところで、やっぱりすげえんだろうなと思って、遠くから見ているという感じだったですね。
後にやっぱり、キッズサンボとかをやるようになってから、サンボ連盟の方々とは、 キッズサンボに、うちの選手を合宿に連れて行ったり、合同練習に出たりという流れになっていて、 若干今は希望者がそんなにおられないので、 今止まっているように見えるんですけど、 基本的には多数ある格闘技の、 送り込むチャンネルの中にサンボが入っていて、 そういった位置づけではあって、 柔道でない、違う、独特の組み合わせ競技ということですね。
足を触っても自由だし、そういったところの方がいいと感じる人もいるんじゃないかと。
結局、ブラジリアン柔術とか相撲とかレスリングとか、 柔道じゃないものが向いているという人がやはりいるはずなんですよ。
だからサンボというチャンネルはあるべきなんです。

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