頑張らないというムーブメントを起こしたい。Xの終焉。
コロナ禍以降、
なんだかすんごい労働者不足になって、
謎の需要が生まれ、
ゴリゴリオラオラと2.5ー3倍くらいの仕事量をこなすようになった。
ゴリゴリオラオラやりたかったのはそのほか2つある「副業」の方だったのだけど、不本意ながら本業がそうなった。
そもそも、この「副業」という考えが、
この記事でこれから書く今の日本の悪い流れの諸悪の根源だと思ってるので副業がそうならなかったのはよかったのかもしれない。
本業については詳しくは書かないが、
どの業界もそうかもしれないが、機械化して人不足に対応して、効率化した事で圧倒的な「物量」をこなせるようにはなったが、
人が介入しなければならないシーンや、根本的な流れは30年前とたいして変わらない。
生成AIは画期的だが、産まれたばかりの赤ちゃんレベルなので各分野で人の代わりに実働するのはもっとずっと先だろう。
現状は依頼された量をちょっと効率化された環境でそのままシンプルに2ー3倍の仕事量をこなしている。
依頼量が増えたのはコロナで需要が増えたのと、コロナ禍で倒産して供給先が絞られた為だ。
こなせちゃうから仕事が来るのだから、
こなすのが悪いと言えばそうなのだが、
こなした割にそんなに稼げなくなっているのでサラリーマンとしてはコスパのいい社員になり過ぎていて、会社の状況を把握するものとしても割に合わない感がある。
給料は上がってはいるのだが楽観的になれない。
仕事量が倍増して人が減ってるのに給料が倍増しないのもあるが、実際に利益単価も倍増してない。
物価は上がってるが、インフレではなくデフレマインドのままでスタグフレーション感が否めない。
一方で投資家でもあるので、
ここ数年は適当になんかに投資していれば利回り20%が当たり前だった。
昔からレンタルサーバー利用してるから持ってるさくらインターネットなんて10倍近くになってて、国策銘柄認定されて外人が買っているのだろうが急騰すぎる。
ここからさらに倍くらいまで日本株は上がるかもしれないが、利回り的に十分すぎるので大半の銘柄は利確してしまった。
いつもなら貪欲に握ってさらに買い増ししていたかもしれないが、なんだかその熱量が今はない。
一般企業で働くサラリーマンと、投資家と、お金の稼ぐハードルの高さには気持ち悪いほどの差がある。
上場してる大企業で高給でも円安の影響と外国人投資家の買いによるものが大きいので手放しで喜ぶ人はそういないのではないだろうか。
なんとなく、将来への不安感が渦巻いているのだ。これはなんなんだろうか。
ここで「副業」の話をしておく。
「副業」はネットビジネスだ。
投資家寄りの感覚で安易に稼げていたのがネットビジネスだ。
だからと言って今から始めたところですでに波は終盤な気はしている。
サラリーマンとしての仕事をこなした熱量をもったまま帰宅して、その流れで副業をオラオラとこなして深夜帯に達成感でおっしゃぁぁぁ!!て寝るのだけど、
そういうのが去年末くらいでなんか違うなって思ってきた。
稼ぐのが楽しくなくなってきたというかなんというか。
アラサー辺りから来てる老いのせいかもしれないけど。
ネットビジネス界隈はイケハヤさんとかがブログがオワコンとか言ってた辺りからYouTubeが流行り出して、
オワコンと言われていたブログですら簡単にお金が稼げるような環境になった。
とりあえず顔出し配信してYouTube、自分が持っているものはマネタイズして収益化しちゃう。発信さえすれば稼げる!みたいな風潮だった。
それは本当にその通りで、誰でも簡単に稼げる時代となって、それなりに稼げるようになってしまった我らパンピーは収益化できたものを「副業」と呼称し始めた。
何もない学生がそれを本業にして「YouTuber」になったりもしていたと思う。
とりあえず身の回り全てをマネタイズ化して、
もってる引き出しを全て解放して、
顔出しするにあたりキャラ作りをしてそのキャラを演じてお店化するみたいな。
当時はホリエモンとか箕輪さんとかがオラオラしていて、物量こなせば結果はついてくるだろ!的な。
実際本当にその通りで仕事量に比例して金も入るような時代だった。動画もブログもサロンも圧倒的本数が大事。
ネットビジネスじゃなくてもそれは真理でそうなのかもしれないが、
それがTwitterでのスタンダードで当たり前の事になってしまった感があり、それが今のXに定着していてなんか気持ちが悪い。
とりあえずアンケート形式の動画投稿をして2つのグループを作ってリプライで反論させたり、炎上系の動画を載せたり、広告だらけで、青☑️がそういう煽りツイートみたいなのを量産してインプレッションを稼いでとりあえずTwitterブルーの年会費回収に勤しんでいる感じでなにも面白くない。
2ちゃんねるも当初はディープなオタクが集まる情報サイトだったがそれが情報の入手難易度が下がってマンネリ化した瞬間があって、
ニコニコ動画に流れた。ニコニコは情報サイトではないがなんとなくオタクの発信を眺める場所的な雰囲気だったが、そのうち配信者が視聴者とのコミュニケーションをする場になり、今のYouTuber的な配信者が出てからはオタクは静かにTwitterへ流れて配信者はYouTubeに流れた。
Twitterは世界の情報がいち早く流れてくるような情報サイトの局面が最初はあったが、そのうち暇人がとりあえず承認欲求を満たすSNSとなった。それに今の流れが加わって気持ちの悪いXが爆誕した。有料会員にならないとフォローしてるジャンルのツイートすら流れてこない。
なんというか、自分も少なからずその流れに乗っかっているような錯覚に陥って楽しくないのだ。
ネットビジネス自体は10年以上前からしているのだが、
この近年の流れで同じことを始めた人達が純粋に頑張ろうぜ!って真面目にやっていた時代の人達よりも「承認欲求満たし」と「金」ありきで頑張ってる感があってオラオラしてて怖いのだ。
頑張れば金が入るシステムなのでそれは仕方ないのかもしれないが健全ではない。
副業は自己満足で楽しんでいた分野の出費がきついので自給自足目的で始めたのがきっかけだったが、
今の流れはそれとはなんか程遠く、稼げる分野が今はここだからこのスタイルでこうやって稼ぐのが正解。みたいな事を大勢でやっている感じがする。
楽しいからやっていたり、専門家の分野ににわかの出稼ぎ勢が流れ込んで来ている感じだ。
出稼ぎ勢がお互いを評価しあって前線に出てきてムーブメントを起こすみたいなすごく雑にバズりを量産してしまい、元からいた分野の人たちが悪者扱いされてしまったり。
時代が進んで技術が進むとそれについて来るには知識量も基礎となる教養も必要となる。
追いつけない人たちは真相を嘘呼ばわりして排除するという、日本はなんだが魔女狩りの流れになりつつある気がする。
日本はもっと文化的な国だったと思う。
ここにXが存在したまま、AIが参入して悪い方向に作用すると取り返しがつかない事になりそうな気がする。
そこで、
一度みんな、そこまで頑張って稼いだり働くのをやめて、本当に自分が楽しいと思える分野で純粋に楽しいと思える事をやった方がいいのではないかなあーと。
別に〇〇クラスタとかで集まる必要もないし、グループ作って親しいコミュニティ作らなくてもいいと思う。
好きな分野で情報を探していると、自然と結びつく。
Xのそれをやってる人たちがどの年齢層なのかよくわからないのだが、Xは終焉間近だと思う。。
インフレマインドが定着してインフレが常態化して、日本経済が本当に上向くまでは5年くらいかかるだろう。
それまで穏やかに過ごしたいものだ。
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